ロスと日本の映画とマーケティング日誌・アルケミスタの住人

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映画制作、WEB制作、ソフトウエア制作。私の職業って・・・思いながら綴って行きます

2010/8/14 - このブログは引越しました。

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<   2008年 11月 ( 17 )   > この月の画像一覧

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映画脚本を作るためのワード・テンプレートを公開

最近、映画の脚本を書くためにどのようなソフトを使ったら良いのかを聞かれました。

英語版では、「Final Draft」 という脚本ソフトがあります

○Final Draft
c0150860_16401996.jpg
http://www.amazon.com/gp/product/B0001XNGZ2?ie=UTF8&tag=deerstudllc-20&linkCode=as2&camp=1789&creative=390957&creativeASIN=B0001XNGZ2

私もこのソフトを使って最近は脚本を書いたり、他人の脚本を読んだりしています。アメリカで映画制作をしたいという方には必須のソフトです。

このソフトは、シーン番号の管理や、変更した部分の管理、そして撮影スケジュールまで管理出来るというシロモノです。長編映画等に携わる場合は、必須のソフトです。



○ビンボー自主制作者にはMicrosoft Word

しかし、お金のなかった学生時代、私はどうやって脚本を書いていたかというと、マイクロソフトのワードの「スタイル」という機能を使って脚本を書いていました。

c0150860_15414971.jpg
画面は私のマックのマイクロソフト・ワード2008ですが、Windows版のワードでも同じような位置にこういった表示があると思います。

ということで、日本語の脚本ソフトはあまり聞いた事がないのですが、使えると思ったのが、2000円で販売されている

○O's Editor 2
http://ospage.jp/soft/oseditor2/oseditor2.html

です。ただ、ウィンドウズ版しかなく、一応、私もウインドウズを持っていますし、マックもウインドウズを走るようにしているのですが、マックで走せられるソフトを使って脚本を書きたかったのです。



○無かったので作りました、ワード用日本語脚本のテンプレート

なので、思い切って、作ってみました。縦書きと横書きバージョンがあります。

c0150860_16204017.jpg
c0150860_1621616.jpg
c0150860_16244695.jpg



ダウンロードと詳しい説明はこちらからです
http://deerstudio.jp/inc/downloads/film-and-video/script-microsoft-word-template.html


それでは、良い脚本が出来上がったら、連絡して下さいね〜。感想もよろしくです。



<関連記事>

○映像コンテンツ後進国日本の課題 - YOSHIMOTO DIRECTOR'S 100からみる可能性
http://ja.katzueno.com/2008/11/866/

○映画の予告編の作り方
http://ja.katzueno.com/2008/11/870/

○世界に売れる日本映画は作れるのか?(その1)
http://ja.katzueno.com/2008/11/889/

○「デトロイト」のリメイク権から考える日本の映画業界の今後
http://ja.katzueno.com/2008/09/708/

○○「DMC」の次は「パコ」になるか?
http://ja.katzueno.com/2008/09/723/


○岩井俊二監督が審査員の短編映画祭「box[ur]shorts Film Festival」サイトリニューアル
http://katz515.exblog.jp/12978061/



○結構使える、ワードのスタイル機能

あと、このワードのスタイル機能は、同じような文章を常に作成している方にもおすすめです。スタイルを登録しておくと、そのメニューから選ぶだけで自動的に書式をそろえてくれますので、プレスリリースを書いている広報の方や経理の方はマスターしても良いでしょう。



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by katzueno | 2008-11-29 16:47 | 映画制作

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新幹線がアメリカにもやっと

早いもので大統領選挙から3週間も経ってしまいました。黒人初の大統領という事で、盛り上がりましたが、私の中でそれよりも盛り上がった事がありました・・・。

大統領選挙と同時に、州選挙も行われ、とある住民投票が行われたのです。



○カリフォルニアにも高速鉄道が

c0150860_20134270.jpg
それは、4兆4000億円をかけてカリフォルニア州をまたがる高速鉄道の建設するプロジェクトに、9700億円もの州債(*)を発行するかの合否を問う住民投票で、52パーセントの支持を受けて可決されました。

*簡単に言うと、州の借金

48パーセントもの反対の多くは、高速鉄道が通らない地域の方の反対でした・・・当たり前と言えば当たり前ですね。9700億円、自分たちが借金をするのに、自分たちの地域は何も恩恵を受けられませんからね。

しかし、昨今のガソリン価格の高騰、エコに対する意識の向上、そしてオバマ次期大統領のグリーンエネルギー政策の提示等、追い風はたくさんあったので無事可決となりました。

○米加州の高速鉄道計画、住民投票で州債発行が決定 事業開始へ
http://www.afpbb.com/article/economy/2536090/3502776
○高速化の時代に、いまだに「カメ」並の米国鉄道
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2387588/2902522

c0150860_2015275.jpg


ここが、カリフォルニア州の高速鉄道に関する公式のホームページです。

○California High-Speed Rail
http://www.cahighspeedrail.ca.gov/

そして、英語ですが、説明用のビデオが公開されています。








ここから他のビデオも見る事が出来ます
http://www.cahighspeedrail.ca.gov/gallery.aspx

日本の新幹線などに習ってカリフォルニアでもエコで時間が短縮出来、雇用も確保出来、環境保護団体もお墨付きをつけている高速鉄道を進めて行こうとしています。

自分も映像関係しているので、「金かけてるな〜このビデオ」と思ってしまいます。

c0150860_20203028.jpg


日本では新幹線は当たり前ですが、アメリカでは鉄道のありがたみが分からない人が多かったんです。「車でいいや〜」って。しかしこの事でアメリカも変わったな〜と思ってしまいます。

私も何回か飛行機や車でロスからサンフランシスコに行った事があります。飛行機での実際の所要時間は1時間もかかりませんが、空港へ行って、セキュリティーゲートを通って・・・と、そのことを考えるとロスからサンフランシスコまで所要時間が2時間半というのは同じ時間なので魅力的です。

しかも、携帯やネット等も使えますしね(アメリカでは公共交通機関での携帯の使用はマナー違反ではないです)



○日本にもビジネスチャンス

そして、これは日本にも大きなビジネスチャンスです。

最近は台湾の高速鉄道や、上海の高速鉄道でドイツ等ど競争していましたが、また、日本の技術が売れる機会がやって来ました。

しかし、日本の会社にとってはカリフォルニアは、きちんと私の言って来た事をチャンとやれば、ドイツよりも勝機がある事です。

○アジア系の勢力。アメリカ大統領選挙の裏側
http://ja.katzueno.com/2008/11/874/

でも少し書きましたが、カリフォルニアはアメリカの他の州よりもアジア系アメリカ人の影響力が非常に強い州であります。

なので、地元のアジア系の政治家さんやアジア系ビジネスの有力者さんとからめば、ドイツよりも有利な立場で技術の販売が出来るかと思います。

しかも、カリフォルニアは地震がある州です。日本の耐震に関する技術も役に立つと思います。

しかし、もちろんながら、技術力のみならず、「ビジネス力」もビジネスの世界では必要になって来ます。

おそらく、JETROさんなんかは既に働きかけを始めているかもしれませんが、いまからカリフォルニア州は導入される技術の選定等をおこなっているでしょう。

ロスの地下鉄に乗ったときに、列車に「日本車輌製造」という刻印がしてあったので、カリフォルニアへの鉄道の導入実績があると思います。

不景気な世の中ですが、日本に可能性がある商機も生まれている事を覚えておいて下さい。



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by katzueno | 2008-11-27 20:46 | アメリカ文化

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それでもインドは外せない


なんか、世の中、予想通りのことが起きていて反対に恐ろしいですね。

○インド同時テロ:日本人2人死傷…ムンバイで101人死亡
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20081127k0000e030004000c.html

実は、ロスのビジネスパートナーの親類もテロのあった建物に働いていたそうで、仕事をそっちの貸して安否確認。先ほど無事を確認してよかったです。

今月初め、大統領選挙の直後に


http://ja.katzueno.com/2008/11/874/

において、こんな事を書きました。

================
    ...中国もまだ未発達。インドはこれから経済成長を控えていますが、テロ等の危険もあるので中国のように簡単には発達出来ません。ベトナムも、社会主義国の影響が残っており、タイも内情が不安定で確実ではありません。韓国もまだ南北問題が解決していません。

    いままで中国は、賃金が安いことと、政府にワイロを渡せばなんとかなるという利便性によって世界各地の企業が集まって来ましたが、今後、賃金が高くなるという事でそれらの優位性は薄れていきます。

    なので、今後はもうちょと複雑な世の中になって行くでしょう。

    今までは日本と中国だけに注目したら良かったのですが、今後は、最低限、中国・韓国・日本・タイ・ベトナム・インドネシアの内情と経済を考えてリスク分散をして行かなくては行けない世の中になって行くでしょう。

================

インドは、住民の方達は親切で仕事熱心です。マーケットとしては魅力的なんですが、まだ貧困の格差やこういったテロ等の心配があります。

ただ、沿岸部は開発し尽くされた中国に比べて参入出来るチャンスはまだあります。

こういった事件がおき、危険があるとは分かっていてもインドは魅力的な市場ですね。



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by katzueno | 2008-11-27 14:29 | つれづれ

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和食で作ろう、健やかニッポン
この記事はクリエイティブコモンズライセンスではありません。

作者様が、転載歓迎としているので転載させていただきます。

-------------------------------------------------------------------------
■■ Japan On the Globe(574)■ 国際派日本人養成講座 ■■■■

国柄探訪: 和食で作ろう、健やかニッポン

 ビタミン、ミネラルの豊富な和食が、
現代病を克服し、心身の健康を作る
■転送歓迎■ H20.11.23 ■ 38,728 Copies ■ 2,995,292 Views■
無料購読申込・取消: http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/

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■1.国際的に広まっている和食■

 先日、アメリカへ行って実感したのは、和食が市民生活に着
実に浸透しつつある、という事だった。

 1週間ほどかけて、アメリカの2、3の都市を訪問し、現地
に駐在している日本人ビジネスマンたちと会食の機会を持った。
すると、皆、申し合わせたように日本食レストランに連れて行っ
てくれるのだが、それが毎日違う店なのである。それほど、日
本食レストランがあちこちにできている。日本人による「純正」
のレストランばかりでなく、韓国人や中国人経営のものも多い
らしい。

 しかも各店とも、日本人客はかえって少数で、多くの現地の
アメリカ人客で賑わっていた。それも昼休みにサラリーマンが
うどん定食をとる、とか、家族で天ぷらや寿司などの夕食を楽
しむ、とごく日常的に和食を食べている光景が見られた。結局、
私もアメリカに行きながら、毎晩和食ばかりで、ステーキなぞ
一度も食べられずに帰国した次第であった。

 さらに「通人」の間ではマクロビオテック(健康長寿を意味
する)といって、玄米、味噌汁、野菜、海藻など伝統的な和食
によってガン、糖尿病、心臓病、動脈硬化などの現代病を予防
しようとするなる食事療法も広がっているという。トム・クル
ーズ、マドンナ、ジョン・トラボルタ、シャロン・ストーンな
どの一流映画スターがその実践者として知られている。[1,p28]

■2.和食は肉体的精神的健康に良い■

 和食が肉体的にも精神的にも良いという事実は、いろいろな
データで示されている。

 広島県の二つの中学で約12百名の生徒を対象に、食生活と
健康に関するアンケート調査が行われた。生徒を片や、野菜、
大豆類、海草類、根菜類などをよく摂る和食派のAグループか
ら、中間のB、C、Dを経て、ハンバーグ、ラーメン、コーラ
類の多い加工食品派のEグループまで、5つのグループに分け
た。

 和食中心のAグループと、加工食品を多く摂るEグループで
は、健康状態でくっきりとした違いが見られた。

・いらいらする事が多い  A:38%、E:92%
・ゆううつになる事が多い A:16%、E:73%
・めまいがする事が多い  A: 7%、E:81%
・根気がなくあきっぽい  A:23%、E:85%

 B,C,Dグループは、このA,Eの中間に位置し、Eに近
づくほど、悪くなる傾向が出ている。また、この比率は男子の
データであるが、女子もまったく同じ傾向が見られた。[2,p77]

 Eグループの典型例が、[2]に二つ紹介されている。

 二人とも、落ち着きがなく、教室で10分と座っていられず
ふらふら歩き回る、人の話が聞けない、いつも身体がだるいと
訴える、という症状をくり返していた。無理にじっとさせると、
癇癪を起こすのが常だった。

 この二人のある日の食生活は、次のようなものだった。

A君: 朝  なし
昼  給食で野菜、魚は食べない。ハンバーグな
   どの好きなものは、人の分までとって食べる
間食 ジュース、ポテトチップ、インスタントラ
   ーメン
夜  ハンバーグ1個

B君: 朝  食パン2分の1枚
昼  給食。嫌いな野菜、魚は食べない
間食 ジュース、アイスクリーム、インスタント
   ラーメン
夜  カレーライスのみ

 二人の食生活も症状もそっくりだったのである。

■3.「現代型栄養失調」■

 前述のハンバーグ、ラーメン、コーラ、さらにはアイスクリ
ームやポテトチップなど、高カロリー、高脂肪、高たんぱく、
高糖質(特に砂糖など)の加工食品ばかり食べていて、慢性的
にビタミン、ミネラルなどが不足している状態を、[1]の著者、
医学博士の鈴木雅子氏は「現代型栄養失調」と呼んでいる。

 たんぱく質や脂質、糖質を車を動かすためのガソリンと喩え
ると、ビタミンやミネラルはエンジンの回転をスムーズに伝え
るための潤滑油の働きをする。潤滑油がなければ、いくらガソ
リンを燃やしてエンジンを回しても、摩擦ばかりで身体や心が
スムーズに動かない。

 ビタミンやミネラルなどは、食品を加工すると失われてしま
う。上述の加工食品は、いずれも2回、3回と加工を重ねてお
り、そのたびにこれらの微量栄養素が失われていく。

 たとえば、ポテトチップは、昔はジャガイモを薄切りにして
油で揚げていたが、現在では皮を剥いたり、薄く切ったりしな
くてもよいように、ジャガイモからデンプンを抽出し、さも薄
切りしたかのように成型して作られる。

 もともとのジャガイモは、C、B1、B2などのビタミン、
カリウム、亜鉛などのミネラルを豊富に含んでおり、「美と健
康の源」とまで言われる食物だが、これだけ加工されると、ビ
タミンもミネラルも失われてしまう。

 このようにポテトチップスのような加工食品ばかり食べてい
ると、「現代型栄養失調」になってしまうのである。

■4.ビタミンが不足すると■

 まず、ビタミンについて見てみよう。人間に必要なビタミン
は12種類あるが、体内では合成されないため、必要量を食物
を通じて摂取しなければならない。

 ビタミンが不足すると、頭が痛い、疲れやすいなどの症状が
出てくる。体外から侵入してくる細菌やウイルスと戦う免疫シ
ステムが弱くなり、風邪や他の病気にかかりやすくなる。

 また精神的なストレスを受けると、ビタミンCが大量に消費
される。そしてビタミンCが足りなくなると、ガンや糖尿病を
引き起こす活性酸素の害を抑えることができなくなる。

 ビタミンCは野菜や果物に多く含まれているから、これらを
しっかりと摂っていれば、ストレスの多い現代生活でも、ガン
や糖尿病にかかりにくくなる。

 ビタミンEも同様に、活性酸素の害を防ぐ働きを持つ。ビタ
ミンEは緑黄野菜、穀物、大豆などに多く含まれている。

 結局、伝統的な和食で、野菜や果物、穀物、大豆などを多種
類食べていれば、自ずからビタミン不足は解消されていくので
ある。

■5.いらいら、骨折はカルシウム不足から■

 ミネラルは、人間が必要とするものとして約40種ある。鉄
やカルシウムが代表的なミネラルである。

 ずいぶん以前から、子どもの骨が弱くなった、ちょっとした
ことですぐに骨折する、と言われてきた。これはカルシウムの
不足による。カルシウムは骨や歯を作り、またいらいらを抑え
る働きがある。前述の中学生対象のアンケートで、加工食品派
の92%が「いらいらする事が多い」と答えているには、これ
が原因だろう。

 砂糖の摂り過ぎも、骨を弱くする。コーラやアイスクリーム
などで、砂糖を大量にとると、体内が酸性となり、それを中和
するために血中のカルシウムが使われる。

 血中のカルシウムが少なくなると、心臓が止まるなど生命に
危険が及ぶので、身体の方はこれ大変と、骨や歯のカルシウム
を溶かして、血液中に供給する。これが行き過ぎると、骨は弱
くなり、また血液中のカルシウムが石灰化して血管中に溜まっ
て動脈硬化を引き起こす。

 カルシウムを摂るには牛乳が一番だと多くの人は思っている
が、現代の日本人は、半世紀前よりもはるかに多くの牛乳を飲
んでいるのに、骨折は倍以上になっている。昔の日本人は伝統
的な和食から、はるかに多くのカルシウムを摂っていたからで
ある。

 100グラムあたりのカルシウム量で見ると、普通牛乳は
110mgだが、コマツナは170mg、切り干し大根は540mg、ゴマ
(乾燥、炒り)は1200mg、煮干しに至っては2200mgと牛乳の
なんと22倍。牛乳を飲むより、これら昔からの食材の方が何
倍も効率的にカルシウムを摂れるのである。

 和食の中心である米もカルシウムを含んでいる。さらに米は
鉄、ナトリウムなどのミネラルを含み、その上、良質なたんぱ
く質とともに、各種ビタミンを含む優れた食物である。

■6.「地産地消」■

 このように穀物、野菜、魚を中心とした和食は、現代病の多
くに効果がある。しかし、現代では多くの農作物が輸入されて
いる事に注意しなければならない。

 日本国内で生産されたものなら、全国どこでも2日程度のト
ラック輸送で届けることができる。しかし、外国産では船積み、
海上輸送、税関、それからようやく国内輸送とはるかに長い期
間がかかる。その間、腐らせず、カビを発生させないようにす
るためには、どうしても薬品を使わざるを得ない。

 また、海外では農薬の基準が日本よりもゆるやかな場合が多
い。特に中国製食品が危ないのは、[a]で紹介した通りである。
ファストフードや加工食品は、外国製の農産物を使うことが多
いので、要注意だ。

 したがって、穀物や野菜にしても、なるべく国内産のものを
選びたい。さらに国内でも、その土地でとれたものを、その地
で食べるのがよいとされている。これを「地産地消」と言う。

■7.旬を食べる■

 食物の摂れた場所とともに、季節も考える必要がある。よく
「旬を食べる」と言うが、魚介類も野菜も、それぞれ特定の出
盛りの時期がある。この時期には、子孫を残す準備として、たっ
ぷり栄養素を蓄えている時だから、味も良い。

 現在ではトマトやキュウリなどは、ハウス栽培されて一年中、
店頭に出回っているので、いつが旬なのか、分かりにくくなっ
てきている。しかし、出盛りの時期には値段も安く、大量に出
回る。

 同じ生野菜でも、現代のものは数十年前のものに比べて、ビ
タミンやミネラルが大幅に減少しているというデータがあるが、
これもハウス栽培のものが増えていることが原因のようだ。

 たとえば、ほうれん草の100gあたりのカルシウムは、
昭和38(1963)年に98mgであったのが、平成13(2001)年
には49mgとほぼ半減している。ビタミンCは100mgか
ら35mgへと3分の1になっている。

 我が国土は四季が豊かで、果物一つとっても、春はイチゴ、
夏はスイカやモモ、秋はナシやブドウ、冬はリンゴやミカンと、
四季折々に旬のものがおいしく食べられる。自然の恵みの素晴
らしさを子どもたちに教えるためにも、旬を食べたいものであ
る。

■8.手軽な和食■

 そうは言っても、いつでもどこでも簡単に手に入るファスト
フードや、加工食品に比べて、和食は作るにも手間がかかり、
外食も割高だ。そこで[1]では、手軽な和食メニューを紹介し
ている。

 まずは、コンビニで総菜を買うことだ。野菜の煮物、おひた
し、キンピラなどの総菜を買ってきて、これにごはんと味噌汁、
焼き魚を加えれば、本格的な和食メニューのできあがりである。

 味噌汁はとても応用の利くもので、具として何を入れても合
う。野菜、海藻、豆腐、キノコ類など、いろいろ入れて、バラ
ンスよく食べることができる。

 子どもの好きなカレーにしても、冷凍のミックスベジタブル
を使うと良い。レトルト食品のカレーを使っても、ミックスベ
ジタブルを混ぜることで、栄養価はぐっと上がる。

 本格的な和食メニューは難しくとも、こうした工夫で、子ど
ものビタミンやミネラルの摂取量はぐっと上がるはずである。

■9.「身土不二(しんどふじ)」■

「身土不二(しんどふじ)」という言葉がある。「人間の身体
とその土地とは不可分である」という意味であり、さらには
「その地に住む人は、その地の食物で作られている」と解して
も良いであろう。

 米食を主食にしてきた日本人の腸は1.5メートルあるが、
肉食をしてきたヨーロッパ人は1メートルほどしかない。もと
もと人間は、それぞれの地で、そこで取れる食材を食べて、そ
れに適合した身体を発達させてきた。だから、その地で得られ
る旬のものを地産地消していれば、必要な栄養が摂れるように
なっている。

 特に日本列島は、豊かな国土に、四季折々の野菜や果物が豊
富に取れ、さらに取り巻く海では暖流と寒流がぶつかりあって、
多様な魚介類の宝庫となっている。そのような豊かな食材をバ
ランスよく取り入れて、ビタミンやミネラルを満遍なく摂れる
ようにしたのが、伝統的な和食なのである。それは日本列島の
自然の恵みと我が先人の知恵の見事な融合といえる。

 人間と土地とのつながりを断ち切ったのが現代アメリカ文明
で、缶詰食品やファストフードなど、高度に加工した食品をい
つでもどこでも食べられるようにした。しかし、それはビタミ
ンやミネラルの不足した欠陥食品だった。

 現代日本人がこの国土のもたらしてくれる豊かな食材と、先
祖の智恵を忘れて、米国流の欠陥の多い加工食品ばかり摂って、
「現代型栄養失調」に陥っているのは、いかに愚かしいことか、
まずはそれに気がつくのが先決であろう。
(文責:伊勢雅臣)

■リンク■
a. JOG(530) 中国の危ない食品 〜 民は信無くんば立たず
 食品業者も、地方役人も、そして中央政府も、国中が騙し合
いを続けている
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogdb_h20/jog530.html
b. JOG(527) 国柄探訪: 夢と誇りを持てる農業を
 伝統的な「土づくり」と近代的な経営とで、農業は大きな夢
を持てる職業となる。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogdb_h19/jog527.html
c. JOG(557) 瑞穂の国と食糧危機
 迫り来る食料危機に対して、世界最大の穀物輸入国・日本は
いかに対処すべきか。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogdb_h20/jog557.html

■参考■(お勧め度、★★★★:必読〜★:専門家向け)
  →アドレスをクリックすると、本の紹介画面に飛びます。

1. 持田鋼一郎『世界が認めた和食の智慧 マクロビオテック物語』★★
新潮新書、H17
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410610105X/japanontheg01-22%22
2. 鈴木雅子『子どもは和食で育てなさい』★★★、
株式会社カンゼン、H17
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901782576/japanontheg01-22%22



■ 編集長・伊勢雅臣より

 読者からのご意見をお待ちします。以下の投稿欄または本誌
への返信として、お送り下さい。
 掲載分には、薄謝として本誌総集編を差し上げます。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jog/jog_res.htm

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by katzueno | 2008-11-24 12:43 | つれづれ

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世界に売れる日本映画は作れるのか?(その2)

さて、強引に仕事をそっちのかして、前回の続きです。日本は今後、世界に売れる映画をどうやって作って行ったら良いのでしょうか。それは、まず、日本の映画の歴史をちょっとだけ解説する事から始めましょう。

○世界に売れる日本映画は作れるのか?(その1)
http://ja.katzueno.com/2008/11/889/



○ハリウッドでめちゃめちゃ人気な「世界の黒澤」

実は一週間ほど前、アメリカの公共ラジオニュースで、6分も黒澤監督の特集を組まれていました。

○Kurosawa Celebration, From Many Angles
http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=96819591

「Listen Now」をクリックすると、実際の放送をお聞きになれます。

内容は、なんと、アカデミー賞を主催する、ハリウッドの映画の最高峰、映画芸術科学協会が、マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)氏監督と一緒に、「羅生門」の傷のついたフィルムを復刻し、その記念として3ヶ月もの長期間、記念イベントを行っているというものです。

しかも、監督のマーティン・スコセッシ氏は自分のポケットマネーを出して、この復刻版に貢献されたそうです。

マーティン・スコセッシ氏は最近デカプリオと組んで映画を作っているので彼の作品をご覧になった方もいらっしゃるでしょう。スピルバーグ氏もこのプロジェクトに賛同しているみたいです。

そんな大物が、黒澤監督をベタ褒めして、しかもお金を出してくれているんです。とにかく、すごいことなんです。

実は最近日本のテレビを見る時間がないので分からないのですが、日本のニュースでは取り上げられているのでしょうか?

アカデミーが、アメリカ人以外の映画関係者に3ヶ月もの長い間、記念イベントを行うというのは画期的です。



未だに日本の映画が世界に認められている証拠でしょうか・・・?

しかし残念ながら、「Kurosawa」を賞賛しているのは、彼の作品を知っている映画のマニアのみ。一般のアメリカ人は、名前は知っているかもしれないけれども、黒澤監督の作品を見た事がある人はほとんどいません。

というか、日本でも同じ事が言えますけれどね。



ということで、こういうことがわかります。

黒澤監督が全盛期であった、1950−70年代は、日本の映画は世界に売れている映画を作り出していました。でも、今はそんなことはないんですね。

なぜなんでしょう。




○1950−70年代の日本は映画産業を支える事が出来たという事

つまり、簡単に言うと

1.その時代はテレビがない
2.その時代はゲームがない
3.経済成長で貿易黒字が続いていた
4.資金がほとんど日本国内にあった

からです。映画がめちゃくちゃ売れた時代です。

なので、黒澤さんは、潤沢な資金で自分がこだわる作品を作る事が出来ました。



○黒澤作品の後期の作品の特徴からも分かる海外資金に頼ざるを得ない状況

なので、彼が「乱」を作るときに、資金繰りにすごく苦労したのは有名な話で、最終的にフランスから資金を手に入れる事が出来ました。

つまり、黒澤さんの晩期にでさえ、日本国内の資金だけでは作れないという事が黒澤さん自身のケースで証明されたという事です。

だって、今では映画のみならず、テレビ、ゲーム、携帯、インターネットがありますからね。

映画とは、ある意味、私たちの中で規模が大きい作品です。規模が大きいという事は資金が必要です。

それくらいのリスクを日本国内で負えるのは、残念ながら、テレビドラマの映画版だけとなってしまいました。

ということで、日本国内だけでは資金を調達出来ません。なので、海外資金に頼らざるを得ないのが認めなければ行けない実情だと思います。




○パターンで読む海外進出した日本の映画たち

さーて、じゃあ、今から日本で世界に売れる映画を作りたいと思っている皆さん。

今まで日本が元になって世界に発信された映画をパターンで紹介して行きましょう。



○アニメ・漫画

これは、ちょっと分野が外れるのですが、アニメ産業はすごいです。世界中で売れています。そして、今、日本のマーケットが小さくなって来たのでアニメ業界の方は既に矛先を世界に向けています。

先日、NHKスペシャルで「日本とアメリカ」という特集が組まれていたのですが、その中に、

○NHKスペシャル|日本とアメリカ 第2回 日本アニメ vs ハリウッド
http://www.nhk.or.jp/special/onair/081027.html

という放送がされました。

アニメ業界ではきちんと、マーケットが縮小している日本から世界に打って出ようとしています。

ドラゴンボールや鉄腕アトムも公開されますしね。

これに関しては長々と書けるのですが、短く言うと、日本では人材育成のためのシステムが、コミックマーケットから、専門学校から十分発達している事が要因だと思います。

映画業界も、ショートフィルムの映画祭等を作って活性化して行く事が望ましいです。詳しくは

○映像コンテンツ後進国日本の課題 - YOSHIMOTO DIRECTOR'S 100からみる可能性
http://ja.katzueno.com/2008/11/866/

に書いてあります。




○ハリウッドに全部持ってかれる

○「ワイルド・スピード」

みなさん、「ワイルド・スピード」という車のレースの映画をご存知でしょうか。

実はこれ、日本のドリフト族が元になっているのです。

しかし、劇中に出てくるのはアメリカ人ばかり、やっと最近の「3」で舞台を日本にしてくれました。

実は「3」で監督をしているのは中国系アメリカ人のジャスティン・リン氏。続編も彼が監督になる事が決定しているようです。

アメリカでの公開は来年になるようです。



○IMDb中の「ワイルドスピード」続編のデータベース
http://www.imdb.com/title/tt1013752/

ちなみに、QuickTimeをお持ちの方は、ここからHDで予告編を観る事が出来ます

○Fast and Furious - Apple Movie Trailer
http://www.apple.com/trailers/universal/fastandfurious/

面倒くさいという方は・・・

○YouTubeでの公式予告編


をどうぞ。



とにかく、この「ワイルド・スピード」がアメリカでハリウッド映画として作られた経緯はこうです。

1.日本でドリフト族が有名になる
2.Vシネが作られる
3.中国や東南アジアに受ける
4.アメリカにいる中国系アメリカ人に受ける
5.アメリカにいる中国系アメリカ人のギャングたちがこれのマネをする
6.普通のギャングにも受ける
7.映画になる

つまり、アメリカでドリフトの普及を「貢献」したのは、中国系アメリカ人の人たちです。今でもアメリカの中国系アメリカ人の人たちが住んでいるところに行くと、時々日本ナンバーをわざわざ日本から個人輸入したり、若葉マークをつけた、マフラーをめっちゃ改造している車を見かけますが、そのオーナーのほとんどが中国系アメリカ人の若者です。

ちなみに、アメリカでもドリフトは違法ですので、違法行為は行わないように。

とにかく、こういった経緯で「ワイルド・スピード」がハリウッドで作られました。しかし「1」と「2」では、こういったアメリカの中国系アメリカ人がドリフトを浸透させたのを完全に無視したので批判がありました。

そして「2」の時にあまり興行的ににふるわなかったので、ハリウッドの重役も重い腰を上げ、「3」からは、この事情を良く知っているジャスティン監督がメガホンを握ることになったのです。

そうしてジャスティン氏が、日本に敬意を表して「3」の舞台を日本にしました。

ただ、公開時の記念パーティーに参加した時の逸話話ですが、日本で撮影した撮影素材の一部が「不慮の事故」でダメになってしまったので、ロスで撮り直さなければ行けなかった等というエピソードもあります・・・。

とにかく、資本も利益も、すべてアメリカに持って行かれた「逃した素材」の一つです。それか、隠れて日本のどこかのVシネの権利を買っているのかな・・・。



○「ラスト・サムライ」

「ワイルドスピード」は、出演者がほとんどアメリカ人・・ということで大変残念な結果になってしまいました。

次は、ちょっとましな、「アメリカに先を越される」例・・・そう「ラストサムライ」です。

○YouTubeでの予告編たち



です。これは日本人キャストがほとんどで、日本に関する事も、もちろんハリウッド受けるように着色されていますが、日本人としてもある程度満足出来るないようではなかったでしょうか・・・。

「これで日本人進出か」と思いましたが・・・あくまでもハリウッド主体なので・・・



○「サユリ」

のように、主演をチャン・ツィイーに持って行かれてしまいました。

所詮はアメリカ人はアジア人は誰でも同じように見えるし、日本語も中国語も分からないので適当にキャスティングされます。

そして、この手法は、大きな規模で出来るけれども、ハリウッド俳優が出ないと行けないし、日本側はコントロール出来ないし、全然お金儲かってません〜。

しかしながらこういった映画をハリウッドが作り続けて行ってくれるというのは良い事ですので、作られないよりはマシ・・・です。



○日本が権利を売る、だけどハリウッド

これは、「ドラゴンボール」や「鉄腕アトム」にあたります。

<関連記事>
○ハリウッドは今中国が支配している…けれども
http://ja.katzueno.com/2008/11/878/

これは、日本に権利があるという事で、ある程度のコントロールが出来ますが、しかし実態はハリウッド主体です。でも、ましなほうですね。



○日本人が監督、だけどハリウッド

そうして、清水崇さんによる「呪怨」がハリウッドで、清水さんの手により監督をされて、「The Grudge」を制作されました。

これは、清水さんが先に日本で日本語版を作り、その権利を売る際に、自分が監督になるという条件をつけ、監督になる事が出来ました。

これは、ある程度おいしい例の一つです。

しかし、清水さんでも、リメイク版ではハリウッド寄りの作品にしたために、「The Grudge 2」が日本であまり売れなかったなど問題も出て来ました。

私のあくまでもの予想なんですが、いくら清水さんが日本人の監督であっても、周りのスタッフやプロデューサーはほとんどがハリウッド側です。

なので、清水さんもかなりの妥協を強いられたのではないかと思います。

そうして今まででは、このケースは清水さんだけです。後継者がいないのです。つまり日本にはこういった人材を輩出出来る環境が整っていない事を証明することになります。



○日本映画が珍しく売れた

これも特異なケースです。

○「シャル・ウィー・ダンス」

です。これは、アメリカで原作がある程度売れ、しかもリメイク版もハリウッドで作られたという、アメリカで2度おいしい味をなめられています。

ただし、このケースは、これ一度きりなので、詳しい分析をしません。いろいろかけるのですが・・・このあとの実績がないので割愛させていただきます。



○日本映画がアメリカに入って来るパターン

それでは、今、アメリカでは、日本映画がどのように入っているのでしょうか・・・。これが一番例が多い事例です。

それは・・・

○アジア系映画祭に出典

今アメリカではアジア系の映画祭として有名なのは・・押さえておきたい順に・・・

○Louis Vuitton Hawaii International Film Festival
http://www.hiff.org/

○San Francisco International Asian American Film Festival
http://festival.asianamericanmedia.org/

○VC Film Festival - Los Angeles Asian Pacific Film Festival
http://festival.vconline.org/

○The Asian American International Film Festival - ニューヨーク
http://www.asiancinevision.org/festival.html

です。この他にも、サンディエゴや、ワシントンDCなど、押さえておきたい映画祭がありますが、割愛させていただきます。

とにかく、私はこれらのアジア映画祭を始め、各地のアジア系の映画祭や一般の映画祭に参加して来ました。サンダンスやロサンゼルス映画祭、AFI映画祭等この他にも日本の映画を出展出来るチャンスがいっぱいあります。

つまり、日本の映画に見られるパターンが

1.映画祭にとりあげられる
2.ちょっと注目を浴びる
3.短館上映や運が良ければアート系シアターでの上映ができる
4.アメリカで公開出来なかったとしても映画祭に参加した事でDVDが発売される

があげられます。

これが今、アメリカで見られる一番多いパターンですが、認知度はアジアが好きなアメリカ人やアジア系アメリカ人にしぼられてしまいます。

が、日本で一通りの収益を上げた映画の作品がこうやってアメリカに進出するために映画祭に出るという事はある一定の効果を上げています。

ただ、あくまでも資本が日本資本なので規模が大きい映画が作れないのが玉にきず・・・。

ただし、以下のようにチャンスはあります。

<関連記事>
○「デトロイト」のリメイク権から考える日本の映画業界の今後
http://ja.katzueno.com/2008/09/708/
○「DMC」の次は「パコ」になるか?
http://ja.katzueno.com/2008/09/723/



○世界に売れる日本映画を作るには

などなど、ちょっと間が空いてしまって申し訳ないのですが、日本が世界に売って行く事が出来る映画は、今の日本映画がどういう状況になるかをまず最初に知っておく必要があります。

また繰り返しますが、日本の映画産業は、今、海外の資本がないと黒澤監督規模の大きな映画が作れないからです・・・。

ちょっと強引にまとめますが、以上に述べた要素をすべてまとめた映画が理想的ではないでしょうか・・・。


例えば、ハリウッドの資本、ハリウッドの人材と世界のマーケットを良く知り、そして日本の文化にも精通した映画人が輩出されないと、バランスのとれた映画を作れないのではと思います。

ということで、かなり実現不可能な感じがしますが、今、私はその不可能を可能にすべく地道に頑張っている次第です・・・。



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by katzueno | 2008-11-19 05:45 | 映画制作

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やっぱり見えて来たアジア共通通貨の可能性

今月のアメリカ大統領選挙直後、私はアジア共通通貨の可能性が見えて来たと書きましたが、やはり今回の金融サミットG20でも、各国の首脳が「それをしよう」と言い出しました。ただ、麻生首相はドルを基軸通貨としたいという声明を出されましたが、時間の問題になるかも・・・。



○アジア系の勢力。アメリカ大統領選挙の裏側
http://katz515.exblog.jp/10074831/



私の尊敬する北野さんが今日の「ロシア政治経済ジャーナル」で、今回の金融サミットで話し合われた事を分かりやすく紹介されています。

○【RPE】G7(一極世界)からG20(多極世界)へ
http://archive.mag2.com/0000012950/20081117085531000.html



「うそでしょ〜」と信じられない人がいるのは承知しています。

もちろん今の段階ではアジアの基軸通貨なんて考えられないです。

でも、あと数年後には話が本格化して来ると思います。

数年後に、私の言った言葉と「ロシア政治経済ジャーナル」の北野さんの言われている事を思い出してみて下さいませ。



実は最近、とある事業を本格化させようと今までの仕事を急ピッチで終わらせたりしています。今週末に事業の話の具体化への作業を始め、来月には発表出来るかなと思っています。

最近、ブログがかけず、コメントにも返信出来なくて申し訳ないです。

「言うのはやすし行うのは難し」

しかし、私のスタンスは、

「言うのなら実行に移す」
「批判するのであれば解決策を提示する」

です。

しかし、この実行に移すことと解決策を具体的に提示する・・・というのが時間がかかります。もうしばらくお待ち下さい。

今この場で書いても良いのですが、今言って、それで準備が失敗したら「ホラ吹き」ですので、あえて言いません。

今日か明日には前回の映画の続きの話を書ければいいかなと思っております。



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by katzueno | 2008-11-17 18:04 | つれづれ

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I was't afraid to die

一昨日、書こうと思った「世界に売れる日本映画は作れるのか?」の続きですが、現在、サーフィンのドキュメンタリーの予告編の編集、私がホームページ運営とエージェント活動をしているジェームズ・トーメのレコーディング関連、ホームページ制作が4件と、年末にかけて忙しくなって来ているので、なかなかかけない状態です。

ブログを放っておいても行けないので、私がいつも聞いているアメリカのラジオで、興味深い一言を耳にしたので、今日はそれをお送りします。



○英語の勉強にネットラジオを活用しよう
http://ja.katzueno.com/2008/10/857/


でも紹介させていただいた、

○This American Life
http://www.thisamericanlife.org/

の先週末の番組です。

http://www.thisamericanlife.org/Radio_Episode.aspx?episode=368

から実際の番組を聞く事が出来ます。

黒人大統領誕生という事で、この番組もそれ関係の番組をやっていますが、この番組の最初のパートは、1970年に制作された、世界恐慌を知っている黒人のお年寄りの方々のインタビューの簡略版が放送されていました。

その中の、男性の老人が今(1970年代)の若者と、自分が16歳の時のことを比べて述べられている事です。



"When I was sixteen, I wasn't afraid to die.
But the kids, sixteen now, is not afraid to kill."



いや〜、引用だけだとあんまりですが、インタビューという形で実際の話を聞いていた時のこの一言にはずしっと来ました。しかも、世界恐慌や差別・偏見を乗り越えて来た方のインタビューですから・・・。

今の日本にも言える事だと思います。あえて、日本語訳は載せません〜。



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by katzueno | 2008-11-15 20:34 | アメリカ文化

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世界に売れる日本映画は作れるのか?(その1)

さて、昨日はアメリカにおける黒人が主役の映画事情を話しましたが、今日は、身近な私たち日本の映画がハリウッドで成功する確率を書いてみましょう。私の実体験も含めて・・・。

<関連記事>
○黒人映画はアメリカでも売れない?アメリカにもまだある人種の壁
http://ja.katzueno.com/2008/11/886/

さて、私は3年前に、アジア系アメリカ人が主人公のコメディー映画の制作に参加しました。最初は撮影のときにただのクルーだったのが、監督やプロデューサーが、私が編集も、MA(音の編集)も、マーケティングもできるし、いろいろ映画スタジオとのコネクションがあったのでアソシエイトプロデューサーになってしまった作品です。

○Asian Stories
http://www.asianstoriesmovie.com/

Asian Stories予告編


ちなみに私は、ホームページ、MySpace、Facebookの公式プロフィールの管理も、今でも私が行っています・・・。

これ、すべて英語で作っているんですが、ストーリーを簡単に言うと、主役の中国系アメリカ人のジムが、2月14日のバレンタインデーに婚約者と結婚する予定でしたが、2週間前に逃げられてしまい、自暴自棄になって、親友でで殺し屋の日系アメリカ人アレックスに「自分を殺してくれ〜」と頼みます。しかしアレックスは「ロスでは足が残るから山奥へ行こう」とキャンプに出かけるという、ハチャメチャなロードトリップ・コメディーです。

この映画の売りは、アメリカのほとんどの人種を笑い者にしている事・・・。アジア系、ラテン系、白人、カットされたんですが黒人と、平等にブラックジョークで笑い者にしている事でした・・・なので、絶対に日本で売れないと思います・・・。

主役は、今やスーパードラマTVや日テレの深夜でも放送された「ヒーローズ」に安藤役としてでているJames Kyson Lee。他にも、今ではNBCの「サタデーナイトライブ」に出演しているコメディアンや、メジャーな映画にちょい役で出始めたベトナム人の女優さんなど、この映画を撮影した後にみんな出世して行ったという作品です。

というか、私がAsian Storiesの編集をしているときに、主演のジェームズから電話がかかって来て、「Katz、いまから日本人役のテレビドラマのオーディションに出るんだけれど、脚本を日本語訳してくれない?」と電話があり、2ページぐらいの脚本を「いややわ〜日本の事を分かってない脚本家が書く脚本は翻訳しにくい〜」と文句言いながら翻訳してあげて渡してあげたら・・・。

あれま。「ヒーローズ」のオーディションだったのね。

ジェームズは韓国系アメリカ人なので、韓国語と英語しかしゃべれません。なので、字幕スーパー版をご覧になっている方はお気づきでしょうが、ジェームズの英語は最悪です。

でも、アメリカ人のほとんどは、韓国なまりの日本語なんて関係ありません。

こぼれ話ですが、字幕スーパーや吹き替え版を見ている私たちって、実は俳優の演技がちょっとヘタでも、吹き替えで声がすり替えられたり字幕を読むのに気を取られているので、俳優事態の演技の下手さに気がつかない事が多いのです。なので、今、ハリウッドでスーパースターだと言われている○○さんや、○○さんは、演技がチョーヘタクソなので、アメリカ人には評判が悪い俳優さん等もいらっしゃいます。


話を戻しますが・・・ほとんど無名だったジェームズが、この「ヒーローズ」に出演してくれた御陰で、私たちの映画も、ちょっとだけ有名になり、ロサンゼルスのアジア映画祭で観客賞を穫った事も重なって、無事、映画を配給会社に売る事が出来ました。

ちなみに、暇があったら、「ヒーローズ」の第一話をレンタル等でもして下さい。36分ぐらいに、ヒロとアンドーが、地下鉄に乗ってカラオケに行くシーンがあります。



○HEROES / ヒーローズ Vol.1
c0150860_0461176.jpg
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000X8ERTO?ie=UTF8&tag=katz515-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B000X8ERTO


「Asian Stories」の監督と一緒にテレビの放送を見ていて驚きました。

「俺が翻訳したまんまやん〜」

実はそこの部分、スタートレックをオマージュした冗談とかを取り入れていたのですが、スタートレックファンではない私は適当に訳したんです。「ま、本番ではこんな日本語つかわんだろう〜」

日本のスタートレックファンのみなさん、「ヒーローズ」の第1話を見ても起こらないで下さい〜。

ちなみに、カラオケのシーンで使われたのはコリアタウンにあるナイトクラブなんですが、私たちも「Asian Stories」で撮影に使わせてもらったところだったんです。監督と二人で「あ、あそこやーん」と笑っておりました。

とにかく、第1シリーズ。ジェームズのつたない日本語を聞きながらあまりヒロのシーンには勘定出来ませんでしたが、そんなの関係ないアメリカ人は、どんどんヒロ&安藤コンビに人気があがり、ジャームズは当初は第1シーズンのみの契約でしたが、無事、第2、第3シーズンとキャストされ続けています。

ある日、彼と一緒にコリアタウンのBBQに食いに行ったんですが、韓国系アメリカ人であるジェームズの本拠地とも言えるコリアタウンで飯を食っていると、「『ヒーローズ』見てます」って声をかけて来たり・・・。

「有名人になるというのはこういうことなんだ〜」

と実感しました。




○アジア映画=アートフィルムというしがらみ

さて、話を「Asian Stories」に戻します。

これは、昨日ちょっとお話しした、私の「ホームレスプロデューサー」時代の話です。

映画祭で観客賞も取り、映画祭では売り切れ続出で、チケットを買えなかった観客が他に同時上映されていた映画にもあふれて、他の映画も売り切れさせたこともありました。

ジェームズも「ヒーローズ」にテレビ出演が決まり、「売れる」要素がでてきました。

いろんなスタジオからも「映画見せて」とお声がかかりました。

「これはもしかして・・・」

と思っていた時です。とあるスタジオからの返答がありました。

「アジア人によるコメディーは売れないよ〜」

がーーん。

スタジオの関係者の中には、「アートフィルムだと思った」という回答も・・・。

つまり、今でもアメリカでは一般的に、アジア人が出演している映画=侍、カンフー、ホラーです。

それと、私も認めなくては行けないところですが、ストーリーの中には、ロサンゼルスに住んでいる人でしか分からないようなジョークも入っていて、マーケットが狭いという原因もありました。もちろん、この映画は日本の皆様には見せられません。絶対に冗談の80%分からないと思います。



今までアジア系アメリカ人が作る映画は、第2次世界大戦の日系アメリカ人、強制収容所の時の話や、ベトナム人がベトナム戦争時にアメリカに移民して来た時の葛藤を描いたり、中国系の移民のニューヨークの話等、ちょっとシリアスで「私たちは移民で苦労して来たんだ〜」的な内容が多かったのです。

私たちは、そういったアジア系アメリカ人が作り映画の概念を払拭したくてこのコメディー映画を作りましたが、映画祭で賞をとっても、人気ドラマシリーズに出ている俳優がいても、配給会社の牙城を切り崩す事が出来ませんでした。

ま、失敗はつきものです。でも、とにかく売れて、ロスとハワイで上映させてもらってDVD発売されていますので、よかったです。



今でもアジア人が主演の映画は、アメリカであまり売れません。今、アメリカでアジア人主演の映画を作りたいと思った人。

「移民」関係か、アート関係、それか、ホラーをお進めします。コメディーは数億円ぐらいの予算が絶対に必要です。マーケティング予算です。

それを実際に体験させてもらいました。でも失敗をしないと成功しませんからね。

この映画の御陰で全米各地の映画祭にも行けたし、ネットワークも広がりました。



○アジア系の勢力。アメリカ大統領選挙の裏側
http://ja.katzueno.com/2008/11/874/



でも書きましたが、ロサンゼルスにいる日本人は、現地のアジア系アメリカ人との交流が少ないのです。

映画にも同じような事が言えて、ハリウッドには日本人の方が結構働かれているのですが、彼らはアジア系の映画ではなくて、本流のハリウッド映画やテレビ等で働いています。

これは、私たちが、ハリウッドの映画を子供の時から見ていたので、あるいみ、好みがアメリカのメインストリームにあっているからかもしれません。

なので、私も、「Asian Stories」に参加する前は、普通に白人主役のインディー映画等だけに働いていました。

しかし、この御陰で、アジア系アメリカ人の方々と交流を深める事が出来たので、失ったもの以上に得る事も多かったですね。



○“売れる”日本映画の法則

じゃあ、どうやったら日本人やアジア人が作る映画が売れるのでしょうか。

ちょっと長くなって来たので、続きは次回です。今、本業が忙しいので、明日書けるかどうか分かりませんが、努力させていただきます〜。

○世界に売れる日本映画は作れるのか?(その2)
http://ja.katzueno.com/2010/08/897/



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by katzueno | 2008-11-13 00:26 | 映画制作

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黒人映画はアメリカでも売れない?アメリカにもまだある人種の壁

さて、遅くなりましたが、一昨日、大阪出張の電車の中で聞いていたアメリカのエンタメビジネス番組で黒人向け映画にちょっとだけ変化の変調が現れて来た事を扱っていました。

オバマ大統領も選出されましたし・・・。

今回は、アメリカの映画市場の人種別マーケットについてお伝えします。

<関連記事>
○黒人向け映画プロデューサーと音楽プロデューサーのインタビュー
http://ja.katzueno.com/2008/11/884/
○アジア系の勢力。アメリカ大統領選挙の裏側
http://ja.katzueno.com/2008/11/874/



○“売れない”黒人主演の映画に変化が?

最近、日本にやってくるハリウッド映画でアフリカ系の俳優が主役になっている映画が少なくなっている事に気がつかないでしょうか?

昔はエディーマーフィーの映画などがどんどんと日本にやって来ましたが、いまではあまりやってきませんよね。

実は、アメリカではアフリカ系の俳優さんが主役になった映画がたくさんリリースされているのですが、内容が、アフリカ系向けのジョーク等がちりばめられており、受けが良いのがアフリカ系の観客のみ。

なので、最近はエディーマーフィーが主演している映画でも、ジョーク等が内輪ウケするものだけだったので、白人の観客に受けない、予算が削られる・・・という悪循環が続いていました。

それが、一昨日紹介した番組で、やっと黒人が主役を務める映画が白人に再び受けるようになって来たという事を取り上げていました。



○Bradley Effect at the Movies; Danny Goldberg and the Music Biz
http://www.kcrw.com/etc/programs/tb/tb081103bradley_effect_at_th



「The Secret Life of Bees」という、ダコタ・ファニング(Dakota Fanning)、クイーン・ラティファ(Queen Latifah )、ジェニファー・ハドソン(Jennifer Hudson)、アリシア・キーズ(Alicia Keys)主演の映画がさきほど公開されました。



○The Secret Life of Bees
c0150860_22311315.jpg
http://www.foxsearchlight.com/thesecretlifeofbees/ (公式英語サイト)




プロデューサーのJoe Pichiralloが、最近の黒人が主演している映画の動向についてインタビューに答えています。

この、「シークレットライフ・オブ・ビーズ」という映画、私は予告編を見ただけですが、内容は、母親のいないダコタ・ファニング主役のリリーが、今はいない母親の秘密を求めてサウスカロライナの町を訪れ、蜂蜜を作っている黒人一家のもとに住み込んで・・・という話です。

この映画はインディー映画で、予算は1100万ドル(約11億円)。10月17日にアメリカで公開され、オープニングで11億、今現在の累計で30億近い興行収入を得ています(IMDb Proの有料データベースより)

インディー映画で30億の興行を得られるのは大成功です。インディー映画のファンは白人層が多いのですが、それを見事に取り入れ、黒人の主役が多いのに大成功をおさめました。

主役にダコタ・ファニングを起用した事もプラスに転じたようです。彼女はナタリー・ポートマンみたいな演技俳優を目指しているのか、アイドル路線ではなくて、こういったインディー映画に出まくっています。

4年前、ジェイミー・フォックス(Jaimie Foxx)主演で、レイ・チャールズの人生を綴った「Ray」という映画が公開されました。

興行的には日本円換算110億の大成功をおさめましたが、上記のラジオ番組「The Business」によると実際には観客の65%が黒人だったそうです。

なので、この「シークレットライフ・オブ・ビーズ」の興行的成功は、オバマ大統領候補が当選したことと比較して取り上げられていました。

プロデューサーのJoe Pichiralloは、今ではクイーン・ラティーファや、アリシャ・キーズなど、白人の観客に受けが良い俳優・アーティストを起用しているのにも関わらず、黒人以外の観客は、やはりこういった映画に足を運ばないのです。

これは、日本人の私たちには「?」な事だと思いますが、黒人は黒人、白人は白人に受けるものに違いがあります。これは、白人と黒人が未だに別々のカルチャーを持っているという事だからです。



○実際に住んでみないと分からない黒人のカルチャー

実はですね、お金のない映画関係者が絶対に一度は経験する事ですが、数年前、「Asian Stories」の映画を作っていたときに、プロデューサーなのに「Couch Surfing」を1年ほどしていたことがあります。

ちなみに、Couchは日本語で、ソファー。Surfingはサーフィン。

つまり、映画に時間とお金を費やしすぎて、ホームレスになってしまい、友人の家を泊まり歩いていた訳です。若いときにしか出来ない技ですね〜。

いわいる、「ホームレス・プロデューサー」だったわけです。違うプロデューサーも、自分の家を売ったりと、大変でしたが楽しい一年でした〜。

まあ、そのときに、一年間で、いままでいろいろな“貸し”をした友人たちのアパートを渡り歩きました。時にはロス郊外のレドンドビーチの住宅街。時にはメキシコ系とトレンディー系の人たちが同居しているシルバー・レイク。そして、私の最後のCouch Surfingの場所は、ロス暴動の現場近くであるコンプトンの外れの黒人向け中高級住宅街に住んでいた黒人の友人でした。



シルバー・レイクの時は、映画監督の友人の家に泊まり込ませていただきました。

場所は、「アンジェリノ・ハイツ」というロサンゼルスで一番古い住宅地でビクトリア潮の建物が隣に建っていたり、ロサンゼルスの隠れスポットです。レンタカーぐらいでしか行けませんので、ロサンゼルスによったときに、ありきたりの観光スポットに飽きたら、このアンジェリノ・ハイツを訪れてみて下さい。ただし、昼間に。

とある朝、家の目の前に泊まっていたワゴン車の窓ガラスが割れていたり、夜な夜な、明らかにドラッグディーラーである人たちがたむろしていたり、結構近くで銃声が聞こえたり・・・。そういうことが夜はあります。



とにかく、話はそれましたが、そこから、コンプトンの近くの住宅街に住んでいる友人の家に数ヶ月住まわしていただきました。

それでですね、不幸は続く訳で、黒人の友人の家に引っ越したぐらいのときに、不運にもメカニックの御陰で、私の車がぶっ壊れてしまいました。

黒人の友達の家は、黒人で全米で一番のお金持ちが住んでいる住宅街に会ったので治安は良かったのですが、しばらくバスで通勤しなければ行けなかった私は、ちょっっと治安の悪いところも通らなければ行けなかったのです。

今考えれば、よくもまあ、襲われなかったな〜と思います。夜の10時に、ホームレスの隣でぼーっとバスを待っていましたし、時々、歩いていたら「この先で殺人事件が起こったから」とかでパトカーが道を塞いでいたり・・・。

でも、バスを待っているときに、同じくバスを待っている女子高生の黒人の女の子と「バス遅いね〜」と世間話をしたり貴重な経験をさせていただきました。


そこの地域のデニーズや、スタバも店員さんが結構常連さんを覚えていてフレンドリーでした。差別をされ、治安が悪かったりホームレスが多かったりしましたが、そのために強い連帯感が生まれていました。その中をちょっとだけ体験する事が出来たのです。



なので、この経験をされていない皆さんに簡単に説明するのは難しいのですが、黒人の主役のテレビドラマや映画が黒人以外の観客に受けないという実際の問題を、私は肌で感じる事が出来たのです。

話を、上のラジオ番組に戻しますが、プロデューサーのJoe Pichirallo氏は、そんな文化の違いがあるので、白人や他の人種に受ける映画を作るのは難しいけれども、ダコタ・ファニングの起用等をして、白人にもうけるような映画作りを目指したとの事です。

オバマ大統領候補の当選もありますし、今後の黒人主役の映画がどうなるか注目です。



○日本人は、アメリカでは映画は作れない?

この事をふまえて、今、アメリカで、映画を作っている日本人の方へ。

時々、黒人や白人が主役や重要な脇役で映画を作っている人がいますが、キャラの設定が弱いという作品を良く見ます。

同じように、白人の映画を作ろうと思っている人。白人の中にもイタリア系、ユダヤ系、イギリス系、ドイツ系など、同じと思えるけれどもバックグラウンドが微妙に違います。

もちろん日本人に向けて作る場合はそんな事を気にする必要がありませんが、作っているアメリカでアメリカ人に受ける作品を作ろうと思うと、そういうことを気を付けないと、えらい間違いを犯します。

イタリア系の主人公なら、イタリア系の顔の俳優を雇いましょう〜。ユダヤ系の俳優を雇っちゃダメですよ〜。



今回は黒人映画を中心に話したので難しかったと思いますので、明日は、これをふまえて、アジア系はハリウッドでどうなっているかをお伝えしたいと思います・・・。

ちょっと前、アメリカ従軍慰安婦問題の事を書くといいましたが、コメント等で映画関連の話をという事で、しばらく映画関連の記事を書く事にします



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by katzueno | 2008-11-10 23:54 | 映画制作

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黒人向け映画プロデューサーと音楽プロデューサーのインタビュー
今日(いや昨日・・・)のブログの更新はかなり遅くなってしまいました。

一日中、大阪の方に出張みたいな事をしていました。

片道3時間の電車の車中で、いままで聞き逃していたKCRWの番組を聞いていたら、おもしろいテーマが会ったので、ひとまず、今週の番組をご紹介。時間がなかったので詳しい解説はのちほど。英語の勉強に聞いてみて下さい〜。



○Bradley Effect at the Movies; Danny Goldberg and the Music Biz
http://www.kcrw.com/etc/programs/tb/tb081103bradley_effect_at_th



これは、

<関連記事>
○英語の勉強にネットラジオを活用しよう
http://ja.katzueno.com/2008/10/857/

にも紹介させていただいている、アメリカのエンターテイメント業界をレポートする番組。

先週の番組は、オバマ次期大統領に絡んで、黒人向けに作られて来た映画も、やっと白人に受けるようになって来たかな〜という内容を、とあるプロデューサーの方の実際のインタビューを通じて紹介しています。

あと、音楽業害で名の知れたプロデューサーとのインタビュー対談。ダウンロード社会の今は、レコードよりもコンサートやグッズ販売等でお金を稼ぐようになったアーティスト・・・かといって円は切れないレコード会社との関係を話されています。

今日・・・というか、既に日付が変わっている・・・は、時間がなかったので・・・英語の勉強に一度聞かれてみて下さい。

詳しくは後で書きます・・・。



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by katzueno | 2008-11-09 04:08 | 映画制作

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