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映画制作、WEB制作、ソフトウエア制作。私の職業って・・・思いながら綴って行きます

2010/8/14 - このブログは引越しました。

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ヘブライ語デザインにちょっとハマる

映画業界に携わるものとして、私にはユダヤ人の知り合いが多いです(ついでに、アラブ、ペルシャ系の知り合いもいますが。)

ハリウッドはユダヤ人によって反映されたと言っても過言ではありません。チャップリン、スピルバーグなどの表舞台にいる有名人はそうですが、映画会社の重役陣はかなりの確率でユダヤ人が多いです。

これには、実は、ユダヤ人が民族的に金融業に強いことが理由に上げられます。





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<関連記事>
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● ハリウッド映画・ヨーロッパ・そして資金調達のヒミツ
http://ja.katzueno.com/2008/02/470/
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● 映画の投資の集め方(前の続き)
http://ja.katzueno.com/2008/02/472/
----------
● 日本インディ映画に未来はあるのか。スタジオとインディーの違い
http://ja.katzueno.com/2008/10/806/
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とある映画制作をしていて、ユダヤ人20代前半の女性スタッフの方と車で撮影現場を移動している時、携帯で、10分ぐらい、ファイナンシャルプランナーと、親から相続した資産の運用の話しをしていたのが印象に残っています・・・。

「◯◯の口座から◯◯ドルこっちに移動したらどうなるかしら〜」

をいをい・・・日本人の若者だったら考えられません〜。





ともかく、おカタイ話は今回は無しで・・・こんな記事を見つけました。



==========
● Shalom! Showcase Of Web Design In Israel
http://www.smashingmagazine.com/2010/02/23/shalom-showcase-of-web-design-in-israel/

(タイトル訳:「こんには〜!イスラエルのウェブデザイン・ショーケース」)
==========



タイトルの通り、英語のデザイン情報サイトが、イスラエルのウェブデザイン事情を簡単に紹介している記事です。

実は今、とあるヒップホップなロゴの草案を練っているところなんですが、

ヘブライ語・・・けっこうヒップホップな感じがする〜。ということで、ヘブライ語を次のデザインに取り入れようかなと思っている今日この頃です。



英語もカッコいいですが、こういった、第3の選択も時々は取り入れるのが良いのではないでしょうか・・・。





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P.S. 突然ですが、深夜1時から、私のTwitterアカウントで、トヨタ社長公聴会の実況翻訳中継を行いました。

アメリカの政治専門放送局、C-SPANのネット中継を見ながら、時々、日本語で参加者の発言を翻訳 & まとめて行こうと言う試みです。

----------
● C-SPAN 3 生放送用リンク
http://www.c-span.org/Watch/C-SPAN3.aspx
----------
● Twitter - katzueno
http://twitter.com/katzueno
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レンツ社長の公聴会も、なんとなく実況翻訳を始め、最後まで続けてしまいました。

今夜も、起きていられたら、実況翻訳を行います(今、即興翻訳のログを見ることが出来ます)

昨夜、ネットで生放送が見られると分かり、Twitterで「ネットで生放送やっているよ〜」というノリで始めたんですが、面白くなってきたので、最後まで続けてしまいました。

私のTwitterアカウントには、昨夜のレンツ社長や被害者家族の方のメッセージなどをリアルタイムに翻訳していました。報道では伝えられなかったことを確認出来ると思います。

では、失礼します〜。







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by katzueno | 2010-02-24 21:08 | インターネット、IT&ライフ

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トヨタ公聴会とオープンソース

映画を作っている時も、ホームページを作っている時も、気に入った映画、ホームページがどうやって作られているか気になります。

と言うことで、時事ネタを引っ張り出します。





アメリカではよく、委員会が開催される公聴会の内容を、ネットでも放送します。

この委員会、日本では、「常任委員会」とよばれているものです。

● 常任委員会 - Wikipedia
http://bit.ly/9eWwQM



日本の国会、常任委員会も

● 衆議院インターネット審議中継
http://www.shugiintv.go.jp/jp/

● 参議院インターネット審議中継
http://www.webtv.sangiin.go.jp/

などでも、常任委員会のネット中継をしていますが、アメリカでも同じように、常任委員会をネット中継しています。

アメリカの場合は、その上に各常任委員会で独自のホームページを持ち、情報公開を徹底しており、ほぼすべての常任委員会の公聴会のビデオも、そこで公開しています。

日本の場合も公開はしていますが、委員会毎に整理整頓されていないので、たどり着きたいう情報にたどり着きづらいですね。





さて、今夜、豊田社長を呼ぶ「Committee on Oversight And Gofernment Reform(米下院エネルギー・商業委員会)」による公聴会。

その委員会もホームページを持っています。


c0150860_22193929.jpg
● Energy & Commerce | Committee on Oversight And Gofernment Reform
http://oversight.house.gov/

公聴会の模様は、ケーブルテレビ局のチャンネルの1つ「C-SPAN3」では、生放送されるようです。以下から見ることが出来ます。

放送開始は、25日深夜1時頃(24日夜)からのようです。

● C-SPAN 3 生放送用リンク
http://www.c-span.org/Watch/C-SPAN3.aspx

● 生放送後アーカイブ:Toyota Response to Sudden Acceleration Incidents
http://www.c-spanarchives.org/program/id/219998






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■ 広がる行政・政府のオープンソース利用
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ともかく、今夜行われる公聴会のホームページを見ていて気がつきました。





このホームページ、私が、オープンソースの世界に入るきっかけを作ってくれた無料オープンソースソフト「Joomla」で制作されていたのです。

● Joomla
http://www.joomla.org/

● Joomla じゃぱん
http://www.joomla.jp/

アメリカの行政関係者の最近の傾向として、今までは、導入に時には数千万円掛かっていた、商用ソフトを使って各ホームページを運用していました。

しかし、最近では、WEB制作業者には数十万〜数百万円の制作料金を支払いますが、ソフト自体は無料のオープンソースソフトを使うケースが多くなってきました。



その最近目立った例としては、ホワイトハウスです。

●ホワイトハウスの公式サイト,オープンソースのCMS「Drupal」を採用 - ITPro by 日経BP
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20091027/339497/



無料オープンソースソフトを使う利点は、その信頼性と、手軽さにあります

私が開発している無料オープンソースソフト「concrete5」も、インディアナ大学の医学部に使われることになりました。





大学や政府でも使われているソフトが、個人でも手軽に導入出来るのが無料オープンソースの良いところです。

しかし、自分でも手軽に導入出来るソフトですが、使いこなすのは自分次第。

どんなに高機能でも、自分でソフトを使いこなせないと、その進化は発揮出来ません。

どんなに良いスキー板や、スノーボード板を買っても、最後にメダルの色を決めるのは人間様である選手です。





ということで、私は、私が使用しているソフトを使っているホームページを見つけると、そのホームページがどのようなカスタマイズをしてサイトを構築しているかを調べ、自分の今後につなげています。

最初にも述べましたが、映画制作においても、気に入った映画がどのようなカメラや編集システムを使って作られたかを調べたいのかと同じです。





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■ トヨタ公聴会ホームページのカスタマイズ具合
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

さて、今夜行われる、トヨタの公聴会ホームページがどのようなソフトやプラグインを使用して構築されているかを調べてみました〜。



基板ソフトとして

● Joomla
http://www.joomla.org/

● Joomla じゃぱん
http://www.joomla.jp/



というシステムが使われ・・・その拡張ソフト(エクステンション)には・・・

・JCE
http://www.joomlacontenteditor.net/

記事編集エディター。訪問者の私たちには見えませんが、公開する記事を編集するときにいろいろ機能がついているエディターです。無料エクステンション(プラグイン)です。



・News Show GK3
http://tools.gavick.com/newshow.html

トップページにある、写真と見出しのスライドショーを表示するためのエクステンションです。



・swMenuFree
http://www.swmenupro.com/

メニューに使われています。マウスを、いくつかのメニューアイテムに持っていくと、新しいメニューがスクロールして出てくる効果を出すための拡張エクステンションの無料版を使用しています。



・JCal Pro
http://dev.anything-digital.com/JCal-Pro/Features.html

カレンダー拡張エクステンションです。これは無料ではなく有料($29)拡張ソフトです。





以上のように、ソフトウエア代$29を払い、デザインをきちっとすれば、自分でもアメリカの下院委員会のホームページを作ることが出来るようになります。





オープンソースのおかげで、ぐっと身近になった、ホームページ運用管理。

私も、ソフトを制作しているからこそ、他のユーザーさんが、どのようなソフトを、どのような拡張ソフトを使ってサイト運用しているかを調べることは、私の「concrete5」日本語ソフトの開発や運営に役立っていくことでしょう。

ちなみに、私たちの、concrete5も、この委員会と同じような

・スライドショー
・ドロップダウンメニュー
・カレンダー
・ビデオ

これらの機能の付いた、ホームページを、Joomlaより簡単に、作ることが出来ます〜(最後は宣伝かい〜)



concrete5 のダウンロード、詳しい説明はこちらから〜。

● concrete5 Japan with Usagi Project
http://concrete5-japan.org







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CG仮想セット・1ショット500万円の秘密


さて、Twitterを見ていたら、以下のYouTube動画を発見しました〜。

ロサンゼルス郊外、パサデナにある、コンピュータグラフィックスタジオの、仮想セット(バーチャル背景)の作品集です。

● Stargate Studios Virtual Backlot Reel 2009


http://www.youtube.com/watch?v=clnozSXyF4k

すごいですね〜。今となっては、本物と見極めがつかないくらいです。すごいですね〜。




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 仮想セットを使うわけ?
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普段、こういったCGでの仮想セットを使うのは、

・コスト削減
・撮影が不可能な場所での撮影

などに注目されます。






例えば、デモの一番最初のシーンは、裁判所の前で行われています。祝日でも、一般人でごった返す場所で撮影許可を取るのは至難の業。俳優とのスケジュール調整も悪夢になります。

そして、途中の船が燃えている事故のシーン。一隻、億単位のお金がかかる船を燃やすよりも、数百万円でCG作った方が安く上がります。

これらのシーンに、こういった仮想セットを使うのは分かりますね。





ただし〜、上記のデモで、「なんで仮想セット?」と疑問に残るシーンが有ります。





それは、30秒目あたり・・・NHKでも放映されている「アグリー・ベティー」でのヒトコマ。TVレポーターが、建物から出てくるベティーにインタビューしようとして、ベティーがバス停のガラスにぶつかります。そして、ベティーが、ニューヨークの郊外を歩いているシーン。

また1分14秒目あたり、サンフランシスコでの撮影風景・・・。





なんか、普通に現地へ行って撮影した方がいいような感じのシーンではないでしょうか・・・。





なんで、彼らは、普通に撮影出来るようなシーンを、仮想セットで撮影したんでしょうかね〜。






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■ 値段を見てみましょう〜
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コストの問題かもしれません・・・。
仮想セットの方が安くつくのかな〜。

調べてみましょう・・・。





なぜか、私には、某CG会社に勤めていた友人がいます。彼女に値段を聞いてみました。

「そうね〜、だいたい、1ショットにつき、300~500万円くらいかかるわね〜」





1ショットです!

1秒だけでも、300〜500万円かかります!





ちなみに、ニューヨークの歩道で数分間のシーンの1日撮影をすると、多く見積もって

------------------------------
撮影許可:50万円(交通規制無し)
機材代:100万円
フィルム代:50万円
スタッフ 20人 = 100万円
------------------------------
300万円





高く見積もって、だいたい300万円かかります。

値段的に、現地で撮影した方が安くなります。





現地で撮影した方が絶対に安くなりそうなのに、仮想セットでわざわざ撮影する矛盾。

なんでなんでしょうか・・・。

実は、これには、見えない理由があったのです。





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■ 実は“時間”をコストに入れると〜
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そう。

時間です。

例えば「アグリー・ベティー」。

シーズン中は、基本的に、毎週、新しいエピソードが放送されているので、1週間のうちに45分のエピソードを撮影しなくてはいけません。





撮影スケジュールの計算をしてみます。

予算のある映画やテレビドラマは、1分の尺/1時間ほど撮影に時間を費やします。

その根拠を具体的に紹介します。

(ちなみに、予算の無い映画は、3〜5ページ/1時間)

週休2日として、週5日。

1日10時間とします。

しかし、1日の始まりは、セットアップや俳優さんのメイクアップに最低1時間かかりますし、撤収に1時間かかるので、撮影出来る時間は1日に8時間。

8時間 x 5日 = 40時間。

そして、ドラマの1話には、オープニングや回想シーンなどがあるので、実質的に撮影しなければいけないのは、1話につき40分とします。

ということで、40時間 ÷ 40分 = 1時間。

1分分のドラマを撮影出来るタイムリミットは、1時間です。
これ以上時間かかると、残業 & 徹夜です(涙)





「アグリー・ベティ」の建物の外の短いシーンの撮影に戻ります・・・。

こういった実際の現地で撮影することを「現場(on location)」 と言うのですが、これ、効率が悪いのです。

最小限のクルー(カメラマン、監督、マイク、俳優)で現地に言ったとしても

・移動時間
・セットアップ時間
・撮影

という時間ロスをしてしまいます。






特に、厄介なのが、この移動時間です。





もうちょっと身近な例を・・・、東京で撮影していたとします。
メインの舞台が足立区の住宅地だったとします。

んで、例えば、「渋谷駅を降りる」シーンが10秒くらいあったとします。

45分のドラマでいうと10秒くらいのシーンに・・・

・足立区から渋谷へ移動 = 45分
・準備 = 10分
・撮影 = 20分
・足立区へ戻る = 45分

2時間もの時間を費やしてしまいました。

1時間に1分分の撮影をしなければいけないのに、10秒のシーンを撮影するのに、2時間かかってしまいます。





これでは、大幅にスケジュールが遅れてしまいます〜!





これで、クローン技術が発達して、同じ俳優さんを量産できれば良いのですが、倫理的にいけませんし〜。





ということで、考えついたのが、仮想セットなのです。





カメラマンさんやスタッフさんには悪いのですが、カメラマンさんは何人でも替りがいます。

ですので、カメラマンさんを一人余分に雇って、現場で仮想セットの背景となる素材映像を撮影してきてもらいます。

そして、お金さえあれば、何人でも替りのいる、グラフィックアーティストさんを雇って、その素材映像と、グリーンスクリーンのスタジオで撮影した俳優さんとの映像を、仮想セットを使って合成・完成させるのです。





もう一点。

上記「アグリーベティー」デモで、ベティーが荷物を持って歩道を歩いているシーンが有ります。

ここでのポイントは、背景の「ニューヨークの地下鉄」です。

電車を貸し切るのは不可能。

ですので、いままでは電車のダイアを確認して、カンで電車が来るタイミングを図っていました。

しかし、それだと、10分に1度くらいしかこないニューヨークの地下鉄では、1時間のうち6テイクしか出来ないことになります。

それだったら、予算を立てて、自分の好きなタイミングで背景に地下鉄を走らせることが出来る仮想セットのほうが時間短縮になりますからね。





これが、普通に撮影できるようなシーンでも仮想CGセットを使っている理由でした〜。





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 1ショット500万円って採算あるの?
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さてさて、1ショット500万円って、結構なお金です。

それを、アメリカのテレビドラマはどんどん使っています。

日本でも有名なアメリカのドラマ「24」「Heroes」「Lost」などのSci-Fiや、アクションドラマは、45分番組に、数億円もの予算が当てられているのです!

日本のドラマの10倍以上の予算。

というか、日本だっら映画1本分の予算ですよ〜。





これらのドラマは、アメリカ数千万人の視聴者に加えて、ヨーロッパ、日本などでも放映されています。DVD販売もあるでしょうし、ゲームやグッズ販売もあるでしょう。

マーケットが広いからこそ、1話に付き数億円の予算をとることができるんですね〜。





んで〜、数億円の予算の内の、数千万円だったら、全体コストの10%。





そりゃー、贅沢に仮想セットを使って時間節約を図れますね〜。





ちなみに、お金のないプロジェクトは、どうするかというと、脚本を強引にスタジオ周辺に変更したりして、移動時間を極力少なくしたりします。





<関連記事>

● 20年以内に映像は3D移行確実!
http://ja.katzueno.com/2010/01/1121/

● 500ドルの映画と「アバター」の200億。制作会社経営者が考える制作費と経費計算
http://ja.katzueno.com/2009/12/1105/

● 映画の予告編の作り方
http://ja.katzueno.com/2008/11/870/

● 映画編集にはMac?Windows?
http://ja.katzueno.com/2008/10/854/

● 映画制作者の為のマーケティング術
http://ja.katzueno.com/2008/10/847/





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by katzueno | 2010-02-19 17:34 | 映画制作

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ジョージ・ルーカス「ヒット作の作り方」の秘密


さて、私が毎週楽しみにしている、ロサンゼルスのラジオ番組に「The Business」というラジオ番組があります。

映画制作者ならば、絶対に聞かなくてはいけない、ハリウッド業界の話題満載のラジオ番組。

ただ、普通に、映画鑑賞が趣味な人は聞かない方がいいです。幻滅しますので・・・。





<関連記事>

● 500ドルの映画と「アバター」の200億。制作会社経営者が考える制作費と経費計算
http://ja.katzueno.com/2009/12/1105/

● インド映画がオスカーを穫ったわけ
http://ja.katzueno.com/2009/03/958/

● 黒人映画はアメリカでも売れない?アメリカにもまだある人種の壁
http://ja.katzueno.com/2008/11/886/

● 英語の勉強にネットラジオを活用しよう
http://ja.katzueno.com/2008/10/857/

● アメリカのNPO“ビジネス”から日本のNPOを考える
http://ja.katzueno.com/2008/04/583/





とにもかくにも、この月曜日に放送された、「The Business」も、すごく良い内容でした。

なんと、ジョージ・ルーカス成功の秘密の1つが明かされたのです!?



● Blockbusting; Blowing Off ‘Hurt Locker’ - The Business
http://www.kcrw.com/etc/programs/tb/tb100215blockbusting_blowing

(青い「Listen」ボタンから実際に聴くことが出来ます。)

今回紹介する話題は6分52秒くらいから。





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ ジョージ・ルーカスが過去300のヒット作品を解析
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その内容と言うのは、ジョージ・ルーカスが、自身のもつ出版社の編集者、Lucy Autrey Wilsonさんと、エンターテイメントジャーナリストで世界的に有名な、Alex Ben Blockに、過去に制作されたヒット作品を詳しく解析してくれと頼んで作った本の紹介です。



その本とは・・・

● George Lucas's Blockbusting: A Decade-by-Decade Survey of Timeless Movies Including Untold Secrets of Their Financial and Cultural Success
c0150860_1649537.jpg


日本でもアマゾンから購入出来るようです

http://www.amazon.co.jp/gp/product/0061778893?ie=UTF8&tag=katz515-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=0061778893

タイトルを日本語に訳すと

「ジョージ・ルーカス、ヒット作の作り方 - 年代別に映画を分析。収益と芸術的成功の秘密を探る」

と言った感じでしょうか。





なんと、過去300作品の「ヒット作」と呼ばれた映画が、なぜヒットしたかを・・・

・予算
・撮影日数
・撮影したフィルムの量(時間)
・興行収入
・マーケティング
・配給方法
なぜこの映画を作ることになったかの経緯

を詳しく解析してヒットした理由を追求するという、映画制作者にとって、絶対に読まなければいけないマニアックな本になっているのです。





映画は、残念ながら、他の芸術作品に比べて、制作するのにお金がかかります。

ですので、映画でお金を儲けるのは必須条件です。

しかし、"芸術”と呼ばれ、賞賛を受けているのは、映画の批評家から評価を受け、儲かっていない映画がほとんど・・・しかし、ルーカスは、エンターテイメント性の高い、ヒット作の中にも、芸術作品として認める部分はないのか・・・ということから始まったプロジェクトらしいです。





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 「國民の創生(The Birth of a Nation)」の本当の成功の裏側を探る
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


例えば、D.W. Griffithの無声映画の最高傑作とされる「國民の創生(The Birth of a Nation)」



●國民の創生(The Birth of a Nation) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%e5%9c%8b%e6%b0%91%e3%81%ae%e5%89%b5%e7%94%9f



グリフィス監督は、この作品で、今となっては当たり前となった技術をいくつも発明したのです。

・シーン(場面)の中に、いくつものカットをつなげ話しを伝える“編集”の基礎

・人物の顔だけを写して感情を強調する、クロースアップ

・そして、物語の設定を過去に振り返る、回想(フラッシュバック)を発明しました。



今では、当たり前のこれらの技法。グリフィス監督が発明したものです。

なので、今、テレビや映画を観ている方、全てが、このグリフィス監督の発明の恩恵を受けているのです。

今話題の、バンクーバー・オリンピック。

スピードスケートのテレビ番組で、スタート前に、選手のアップが写されます。カーリングで、各選手の投てき前に、顔のアップを入れて、緊張感を演出しています。

化粧品のテレビショッピングで、綺麗になった奥さんの顔のアップのショット。

これ、全て、グリフィス監督が、この映画で発明したものだと言われています。




当たり前すぎるので、ありがたみが無いですよね。

携帯電話を使っているみたいなものでしょうかね〜。





とにもかくにも、この「國民の創生(The Birth of a Nation)」の映画は、これらの、クロースアップの発明など、芸術的な貢献に注目されているのですが、今回紹介している本では、もう1つ、この映画の成功に貢献した手法があるのです。





それは





「口コミ」マーケティング





実は、この「國民の創生(The Birth of a Nation)」は、白人至上主義の、人種差別が強い作品でした。





著者の ウィルソンさんとブロックさんの調査によると、この人種差別の激しい内容は、あえて、観客のクチコミを狙った、「マーケティング作戦」であったというのです。





口コミマーケティングを利用し、興行的成功を収めた初期の作品が、人種差別映画だったのは大変残念ですが、それでも、映画制作初期の頃から、こういったマーケティングの手法が使われていたことがわかります。





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ “マニア”の法則
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

また、成功している作品のほとんどが「マニア」的なこだわりがあると言うのです。

プロデューサーが、モデルとなった人物に10年以上通いつめて説得し、制作権を得て作った映画が成功したなど・・・ヒット作には誰にも譲れない「こだわり」があったということも発見しています。





ということで、ヒット作を作るには、特には冷酷とも言えるようなマーケティングを行い、数字・分析や新技術という「テクニック」が必要だけれども、最終的には、合理的とは言えないプロデューサーのカンや熱意も必要だと言うことが詳細に書かれている本だそうです。



映画制作者必読の一冊でしょう。日本語訳が待ち遠しいですね〜。






<関連記事>
● 世界に売れる日本映画は作れるのか?(その1)
http://ja.katzueno.com/2008/11/889/

● 世界に売れる日本映画は作れるのか?(その2)
http://ja.katzueno.com/2010/08/897/

● 映像コンテンツ後進国日本の課題 - YOSHIMOTO DIRECTOR'S 100からみる可能性
http://ja.katzueno.com/2008/11/866/

● 岩井俊二監督が審査員の短編映画祭「box[ur]shorts Film Festival」サイトリニューアル
http://ja.katzueno.com/2009/11/1087/







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by katzueno | 2010-02-18 17:37 | 映画制作

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ブログ開設4周年!


おかげさまで、本日を持ちまして、ブログを始めて4周年になりました。

最初は月に100アクセスぐらいのブログでしたが、今では月間PVが1万ほどになりました。



4年前は、ロサンゼルスで映画制作をメインにしていただけの人間が、4年後の今、映画制作も続けているものの、編集、デザイン、ソフトウエア開発、起業というわけの分からない状態になりつつあります。



各メディアのプロの方にもご覧いただいているようで、ありがたい限りです。



今年は自分でも、次なる一歩を目指そうかなと目論んでいる年でもあります。

これからも、よろしくお願いいたします。





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by katzueno | 2010-02-17 15:52 | きんきょう

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パイオニアは創り続ける!映画制作とオープンソース
オープンソースCMS「concrete5」の日本語版の翻訳を一人で始めたのが、去年の今頃。

Usagi Project という団体に所属し、「MyNETS」というSNSソフトの英語版を作成した次のプロジェクトで、リーダーのつじくにさんから「Katzさん、concrete5日本語版作ってみない〜?」と誘われたのがきっかけです。

そして、アメリカの開発元にメールを出すと、一週間後に向こうから返事が。「是非、日本語版を作って〜」との返事。

メールを2通ぐらいやり取りしただけで、私は「concrete5」という公認のホームページ制作ソフト日本語版を作るプロジェクトリーダーとなってしまいました。





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■ 「ソフトウエアの知識ゼロ」が「ソフトウエア開発者の一員」に
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今だから、懺悔をしますが、実は私、去年の今頃まで、本格的にソフトウエアの開発をした経験はありませんでした。

唯一、「Joomla」という、「concrete5」と同じようなサイト管理ソフトの運営をしたときに、若干の改造ができただけで、これらのソフトで使われているPHPというプログラム言語の知識は一切なし。

HTMLの知識と、初級のCSSの知識だけでした。





早送りして、1年後の今。concrete5の日本語版開発を通じで以下のことを学ぶことが出来ました。

・PHPプログラム知識
・ソフトウエア翻訳の知識
・インターネットサーバー管理
・MySQLデータベース管理
・セキュリティー管理
・SVN(グループでソフトを開発するときのシステムの1つ)





そして、技術のみならず、人とのネットワークも・・・

・世界中のWEB制作者との出会い
・昨年7月ポートランドに行き、発足メンバーと出会う
・日本の各地でいろいろな人との出会い

を得ることが出来ました。





ここで、1つ、告白します。

私は、今までずっと文系人間です。

高校も私立文系コース。

大学は映画学部です。





映画では、編集作業などにパソコンを使います。

しかし、私は、今まで、コンピューターに関して正式な教育を受けたことがありません。

あるといえば、大学の時に、単位稼ぎで受講したコンピュータ基礎。

マウスの使い方から学ぶクラスで、期末試験はワードで、パンフを作ること・・・。

しかし、当時、英語があまりしゃべれなかったので、英語の勉強がてら、良い経験になりました。





とにもかくにも、私のコンピュータに関する知識は、全て、独学で得たものです。





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■ 師匠の存在の大きさ
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一応、私にはパソコンで師匠と呼べる存在の人がいます。

彼は今、ミシガン州で・・・何をしているんだろう・・・

師匠から教わったことは、技術的な事はあまり学んでいなかったと思いますが、いろいろな経験を得ることが出来ました。





中古のDELLノートパソコンに、FedoraというUNIXのOSを入れたり、

ロサンゼルスの某データセンターに連れていってもらい「これ、◯◯(誰もが知っている会社)のサーバー」とか見せてもらったり・・・。

その他、ブログでは書けない、いろいろな武勇伝を教えてくれました。





ブログに書ける事(苦笑)で一番心に残った出来事があります。





5年前のある日、行きつけのコーヒー屋さんで、彼に出会います。

彼は、ノートパソコンを使って何かをしています。

「何してんの〜?」と私が聞くと・・・

「タイムカードシステムを自作してる」・・・とのこと・・・。





彼が当時働いていた会社は、西欧のサーバー系のソフトウエア会社で、勤務体制は完全フレックス制。

作業はすべて、ノートパソコンの端末などで会社のサーバーに接続して行うので、ミーティングがない限り、インターネットがあればどこでも仕事ができる環境でした。

ということで、会社のオフィスの外で働いているときは勤務時間の記録が特に重要。ということで、彼は、会社のサーバーに接続し作業している時間を自動的に算出し、記録するシステムを自作していたのです。

彼曰く、会社が元々使っていたシステムは、自己申告制で、特に外注業者が、作業時間を水増ししていたそうです。また、手入力していたので面倒くさかったとのこと。

彼の会社は、作業を全て会社のサーバーに接続し、サーバー内で作業をしていたので、サーバーの接続時間を直接時間ログとして記録することが可能という簡単な環境にあったと言う条件もありました。

しかし、彼は、新しいタイムカードのプログラムを・・・、しかも、経理部の負担も減ようにと、会社の給料システムとも直結させたシステムを、1日で作ったとのことです。





数ヶ月後、その一日で作ったシステムのおかげで、外注業者の水増し請求が減り、経理部の負担も減少。

結局は年間1千万円近くのコスト削減に貢献したとのことです!

彼曰く「簡単だったよ。俺の作ったソフト、誰でも書けるよ」

だそうです。



5年前のエピソードでした。





去年まで、私は、ただソフトウエアを使う人でした。

しかし、「concrete5」で使用しているプログラム言語、PHPは、結構簡単なプログラム言語です。

今まで、HTMLを使ってホームページ制作を指定た私にとっても始めやすいプログラム言語でした。

そうして、「concrete5」の日本語版開発を初めて1年。





この師匠の、「便利そうだから1日で作った」という、なんとも柔軟な姿勢は私の中でも生かされていると思います。

「concrete5日本語版、作れるんじゃない〜」と思ったのが最初です。

(とは言っても師匠のように一日で「concrete5」の日本語化を1人でできたわけではありません。Usagi Projectのメンバー一同の助けを借りてここまで来ることが出来ました。あと、元々アメリカで開発されているソフトなので、オリジナルではないですし・・・)

しかし、私の師匠に一歩近づいたかな〜と感じています。





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■ どの業界のパイオニアも『創り』続ける。それは映画業界も同じ
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また、私がこの「concrete5」日本語版開発をできるようになった理由は、私の映画制作の経験もあるかなと思います。

そして、上記の師匠と、映画制作には、以下の共通点があると思うのです。





「どの業界も、パイオニアは『創り』続ける」

ということです。





私の映画制作での、特技の1つが、サウンドです。

映画・テレビでのサウンド(音)は、実は結構、重要なのに、見逃されている要素の1つ。

しかし、私は、運良く、現場録音(ロケーションサウンド)に師匠と呼べる存在の人がおり、サウンド編集(MA)においても奇遇が重なって、十分な経験をつむことが出来、とあるプロダクション会社の社長さんから「Katzのサウンドセンスはハリウッドのインディー界で一番だ」と褒めていただくまでになりました。





そのきっかけとなった出来事が、ロケーションサウンドの師匠との、この経験からでした。





今では、ハリウッドのアカデミー会員となり、毎年オスカーのサウンド賞を決める一票を持っている私の師匠。

彼はあまり長編映画には働いていません。長編映画は撮影日は30日近く拘束されるので、主に、ミュージックビデオやCMなどの現場録音を手がけています。

彼が手がけた作品は、日本でもここ5年で、数十作品以上が公開・放映されています。





10年前の、ある日、彼に電話で呼ばれました。

「新しい事を始めたいから、ちょっと手助けして欲しい」

とのことです。





10年前、ミュージックビデオの撮影では「DAT」と呼ばれる業務用デジタルオーディオテープが使われていました。

DAT に、 CD からの音源を録音し、タイムコードを焼きこみます。

そして、ミュージックビデオを撮影する時、音楽が入った音声トラックをスピーカーから流し、タイムコードトラックを、 LED ディスプレイがついた、“カチンコ”と呼ばれる道具に送信します。

c0150860_1374921.jpg
(そのサウンドの師匠に録音してもらった私のショートフィルムの撮影風景。写っているのが Digital Slate(カチンコ))



そうすると、編集するときに、そのカチンコに表示されたタイムコードで、このカットが曲の何分何秒の部分なのかが一発でわかるようになり、わざわざ1ショットごとにタイミングを合わせる必要がなく、効率化が図れたのです。

これを「プレイバック」と呼びます。





私が電話で呼ばれたのは、そのミュージックビデオ用の「プレイバック」を Mac のノートパソコンからやりたいので、パソコン購入のアドバイスをしてくれとのことでした。

師匠は、映画の現場録音に関してはプロでしたが、パソコンに関しては素人でした。





ということで、私が住んでいた West Los Angeles の近くに、プロの楽器屋さんがあり、そこで、PowerBook G4 というマックのノートパソコンと、 ProTools という映画業界では常識のサウンド編集ソフトを購入するのを手伝いました。





当時、ミュージックビデオのプレイバック用 DAT テープを作成(マスタリング)するためには、百万円近くの業務用機材を購入する必要がありました。

そういう機材を持てるのは中規模以上のスタジオのみ。 DAT テープを作成するために、専門のスタジオでマスタリングを頼む必要があったのです。

スタジオに行き、CDを提出し、作業を待って、完成したテープを取りに行くか、撮影場所に配達してもらう必要があるという、時間と手間も掛かっていました。

それを、私の師匠は、Macのノートパソコンと、ProToolsのソフト、40万円の設備投資で、同じことが出来るようになり、しかも、基本的にノートパソコンのセットなので、撮影現場でもマスターを作成出来るようになりました。

しかも、テープではなく、ハードディスクなので、テープを頭出しする必要もなくなり、待ち時間も激減。





今となっては、ミュージックビデオのプレイバックをしているプロは、誰でも、この方式を取っています。





しかし、私の師匠は、10年前、まだ、ハードディスクでのレコーディングがあまり信用されていない時代に、ノートパソコンを使ってプレイバックをするという“革命”をしました。





10年前の当時、 ProTools を購入していた楽器屋さんの店員さんに、私の師匠が一生懸命、自分がノートパソコンと、 ProTools のシステムを使ってやりたいことを説明していましたが、店員さんは何のことか全然わからず。

ProTools システムの公認販売アドバイザーにも関わらずです(苦笑)

当時、 ProTools は、ミュージシャンや、映画のサウンドを編集をしている人だけが使っていました。

ProTools のパソコンの屋内の音楽編集システムを、屋外に、しかも撮影現場に持っていくと考えつく人なんて、一人もいなかったのです。





ProTools のシステムは、屋内用だったので、屋外で電源を供給するには、100ボルトの電源を供給する必要がありました。

ということで、私の師匠は、システムの購入後、車のDC/ACコンバーターを取り付け、一日十分電源が持つように、12Vの大容量鉛バッテリーを大量に購入し、電源を安定的に供給出来る仕組みを作りました。

こんなこと、誰も教えてくれません。もちろん解説書なんてありません。私の師匠が、自分の今までの経験と将来のテクノロジーを見極め、積み上げて行ったものです。





10年後の今。

ハリウッドでのミュージックビデオの撮影シーンにおいて、 ProTools を使ったプレイバックをしている人はたくさんいます。

この10年の間に、ミュージックビデオのプレイバック用 DAT テープのマスタリングをしていたスタジオが全て潰れました。

マニアックなことですが、私の師匠が10年前に始めた、HDDプレイバックのおかげで、ロサンゼルスで、50人くらいの人が職を失ってしまいました。

反対に、私の師匠は、アカデミー協会の会員で、毎年アカデミー賞作品を投票している一人です。





今でも、彼の自宅に行くと、いろいろな新しい機材を見せてくれます。彼のサウンド録音機材のコレクションは数千万円規模になっています。

しかも、1本10万円するマイクを、ただ購入して使うのではなく、時には分解して、自分なりの改良を加えて使っています。





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■ 常に何かを自分で創っていき続ける
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ここで学んだことは、何事も、業界のフロンティアと呼ばれる人は、誰かが何かを創るのを待っているのではなく、常に何かを自分で創っていかなければいけないと言うことです。

あと、高い機材であっても、価格が高いからと恐れずに分解出来る勇気を持つことです(苦笑)





同じように、ハリウッドで働いている映画カメラマンは、なにかしら、自作の道具を持っています。

私も現場録音をしているとき、ミキサーや録音機材を乗せるサウンドカートを自分なりにカスタマイズしたり、XLRという音声ケーブルを自作したりしていました。
c0150860_18492635.jpg






その最高の例が、ジェームズ・キャメロンです。

「アビス」や「ターミネーター」で、コンピュータグラフィックを次のレベルに導き、「タイタニック」でコンピューターグラフィックを、現実世界と分からないほどに進化させ、そして、今回の「アバター」で 3D 映画の撮影技術をパナソニックといっしょに開発しました。

しかも、技術だけではなく、きちんと売れるストーリーがあるんですよね。





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■ インターネットの世界でも起こりつつある変化
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同じようなことが、この「オープンソース」「concrete5」というソフトウエアで起こっています。

オープンソースという言葉が生まれたのは1998年。

そんなにたくさんの人は、この「オープンソース」の本当の意味を分かっていないひとが多いのが現状です。

そんな中、このオープンソースと言う文化、そして concrete5 というソフトを日本で普及することになり、私の今までの経験が、やっぱり繋がっているんだな〜と思うこの頃。





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■ 聞いているだけで終わっていませんか?
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今までの映画制作現場での経験と、「concrete5」のイベントで参加し、いろいろな人と出会ってきました。

いろいろな人と出会ってきた中で、はっきり言えること・・・。





この世の中には、

1. 自分で先を行こうと努力している人間と、
2. 他人任せや他人事ばかりな人間

の2つのタイプの人間がいます。





私のサウンドの師匠が、「1.自分で先を行こうと努力している人間」だとすると、潰れたスタジオは「2. 他人任せや他人事ばかりな人間」の集まりだったのでしょう。





誰もが言っていますが、今、世の中は、変革の時です。昔のように、年功序列社会であれば「2. 他人任せや他人事ばかりな人間」でもなんとか行けていましたが、今ではそうも行かなくなりました。





「1. 自分で先を行こうと努力している人間」になる必要があるでしょう。





ただ、私の師匠のように、10年待って大成するような者に数百万の設備投資をせよと言うのは酷なので、リスクの少ない、素晴らしい練習の場があります。





それが「オープンソース」の場や「ボランティア」です。





セミナーや、資格の通信講座ではダメです。





それは、他人が既に大成した経験や、既に規格化された資格を取るだけに過ぎません。「2. 他人任せや他人事ばかりな人間」のままです。





なので、インターネットで仕事をしている人、ウェブデザイナーさんなどは、オープンソフトの世界に入られることを確実におススメします。

特に、当 Usagi Project に入ると、私と一緒にソフトウエアを創っていけると言う特典があるのです!(宣伝かい!)




● Usagi Project メンバー募集
http://concrete5-japan.org/usagiproject/wanted/





2月14日、Usagi Project は無事に設立3周年を迎えました。

メンバー加入に、ソフトウエア開発の知識は必要ありません。

必要なのは、

・少しの時間
・ルールを守り
・自分で先を行こうと努力する

という気力のみ。

私がその証明です。





Usagi Projectには興味がなくても、他のソフトやオープンソースに興味があれば

是非とも

● オープンソースカンファレンス
http://www.ospn.jp/

などのイベントで、いろいろなオープンソースを知り、グループに参加してみるのもよし。





2月26〜27日は、東京で
http://www.ospn.jp/osc2010-spring/

3月13日には、神戸で
http://www.ospn.jp/osc2010-kobe/




開催されます。私も両イベントに参加する予定です(宣伝かい!)



私も、今でも、自分たちが作っているconcrete5や、MyNETSのみならず、Geeklog、OpenPNE、Joomla、WordPress、Drupal、Astariskなど、他のオープンソースソフトを使い分けています。





また、開発者になってことで、他のオープンソース・コミュニティーの方たちと交流の輪が広がり、そのネットワーク自体も今となっては大切な財産となりました。

なんたって、今まで見も知らずだった人たちと、知り合いになれましたからね。





もちろん、この中には、コンピュータなんか興味のない方もたくさんいらっしゃると思いますので、次に「ボランティア活動」をされることをおすすめします。

しかし、在り来たりのボランティア活動ではダメです。

自分が進んで行えるような、ボランティア活動です。

他人に言われてやり続けるボランティア活動ではダメです。





とにかく、自分で先を行こうと努力することを続けていける人になって欲しいなと思います。

と自分にも言い聞かせる。







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by katzueno | 2010-02-15 01:23 | 映画制作

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.cn ドメイン所有者の書類提出ガイド

Googleの中国撤退騒動など、記憶に新しい中国のインターネット事情ですが、今日、こんなメールが、私が使用しているアメリカのドメイン登録会社からやってきました。

これが、かなり厄介になりそうです。

.cnドメインを所有されている方全てに当てはまりますので、メールが届いていなくても、準備を早急に開始されることをオススメします。

どうもこれ、デマではなく、本当らしいです。

これが、今朝、私のところに届いたメールの一部です。

========================================

The CN registry is requiring additional information about your domain registration

Dear .CN domain holder,

Important: The .CN registry, CNNIC, has implemented a new policy requiring additional information about domain registrations. All current .CN domain holders must submit documents according to the requirements below or they will lose their domain name(s).
CNNIC must receive this form before Feb 15, 2010.

Instructions to prevent deletion of your com.cn domain: XXXXXXXXX.cn

  1. Please submit the required documents via Email (reaudit@cnnic.cn) or Fax (86-10-58812666-2)
  2. The auditing by CNNIC will be completed within 3 working days.
  3. In the auditing period, the status of the domain name to be applied will be UN-PASS, and cannot be resolved.
  4. For any application, all application form with business seal or signature, photocopy of the business license, and photocopy of personal ID are required.
    Business license means the official document of the company or organization (such as company registration/organization registration).
  5. Personal ID means passport, driver’s license, resident’s ID or etc.
  6. If the registrant party does not have a company stamp or business seal, a signature is OK.
  7. Any application is regarded as individual and all materials are required for each registration.
  8. The application form should be filled out in English or Chinese. For business license and personal ID in other languages (rather than Chinese and English), registrants need to provide certified translation document and submit for auditing with other application materials together.
  9. Some instruction for filling in the application form:
    • All information is required to be accurate and completely filled in.
    • The registrant name is the contact people’s name, if filling in company name here will be regarded as unqualified.
    • The registrant and organization names on the application form must be totally consistent to the names on the photocopies of personal ID and business license.
    • If the registrant and organization names on the photocopies of personal ID and business license a re in other languages, rather than Chinese or English, the names on the form (and other related information) must be totally consistent to the names on the certified translation document .
    • Please keep the consistence between registrar name in the application form with the name in CNNIC system
    • Application form is required to submit with business seal or signature.


========================================

「なんだ〜、また新しい迷惑メールか・・・」

と思っていたら。大違い!

● 2010.02.10 【お知らせ】.cnドメインご利用に関する情報確認について
http://www.onamae.com/news/domain/100210-2.html

● 2010/02/09 「.CN」登録要件の変更について
http://muumuu-domain.com/?mode=info#2215

本当だ・・・。



この案件を詳しく見てみると・・・

● CNNIC:個人ユーザーの「.cn」ドメイン登録を停止
http://www.chinapress.jp/it/19463/

    また以前、個人によって登録された.cnドメインサイトは今後CNNICによる調査が実施され、不適切なサイトは指摘から5日以内に修正を行わない限り、登録が抹消される。




5日以内・・・。メールを受け取ったのは、2月10日。締切は2月15日・・・。
本当だわ〜。



ということで、困っていおられる皆さんに、日本語での翻訳をお送りします。



あくまでも、困っておられる皆さんのための翻訳であり、損害が発生したとしても、私への責任を一切問わないと合意していただいた方のみ、お読み下さい。




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
CNNICの証明書提出の要請の翻訳
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

CNNICでは、.cnドメイン登録に関して、登録者の身元を確認するために追加資料を要請することになりました。現在、全ての.cnドメイン登録者は、以下に定める資料を提出するか、ドメイン登録が抹消されます

この返信の期限は、◯月◯日までです(メール送信から5日以内)

1. 全ての書類を、電子メール(reaudit@cnnic.cn)、もしくは、ファックス(86-10-58812666-2)で 提出すること

2. 審査は3営業日内に行います

3. 審査期間中、ドメインは「UN-PASS」状態となります

4. 全ての提出書類には、会社の印もしくは署名、そして会社の“企業営業許可書”、そして申請者の身分証明書の提出が必要です

5. “企業営業許可書”とは、会社の登記簿や法人登録書のことです

6. 身分証明書とは、パスポートや運転免許証などを差します

7. 登録者・団体が、印鑑を所有していない場合、署名で構いません

8. すべての審査は個々に審査されます。1つの登録にすべての添付書類が必要です(訳者注:ドメイン1つにつき、書類提出1回ということだとおもいます)

9. 書類は中国語か英語である必要があります。もしも、“企業営業許可書”や身分証明が、英語、中国語以外の場合は、正規の翻訳証明書とともに提出する必要があります



10. 応募用紙の書き方

・全ての情報が正しい必要があります

・「The registrant name(登録者)」とは、問い合わせ担当者の名前です。ここに会社名を記入した場合、審査は無効となります

・「The registrant name(登録者)」と会社・組織名は、身分証明書と、“企業営業許可書”中の名前と同じでなけれななりません

・CNNIC データベース中の情報と、提出書類中の情報に違いがないようにして下さい。

・応募用紙には、会社印、もしくは署名が必要です



身分証明の必須条項

・身分証明IDと、応募用紙中の名前は同じでないといけません

・身分証明の両サイドのコピーを送って下さい



“企業営業許可書”の必須条項

・許可証は有効期限中でなければいけません

・年次証明(中国企業のこと?)を済ませていなければいけません



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
この下のメールには、ドメイン登録業者から、ある一定の条項が既に書かれた応募用紙が添付されていました
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

翻訳以上。

ということで・・・簡単に言うと

・.CNドメインは個人で持つことは不可能
・.CNを個人で所有している人は法人名義に変更して申請する必要がある
・書類は、英語か中国語で用意する必要あり
・手っ取り早い身分証明は、パスポートですね
・日本の法人だと、会社の登記簿を英語で提出する必要があります

・これをメールで受け取ってから5日以内に提出しないと、ドメインを剥奪されます



ということで、.cnドメインを持っている皆さんで、.cnドメインを持ち続けたい方。
会社の登記簿を英語・中国語で、身分証明書を、英語・中国語で用意して起きましょう。





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by katzueno | 2010-02-10 18:49 | インターネット、IT&ライフ

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映画制作とは、過去を見極め、先を読む事

時々、私は、“仕事”と称して、映画やドラマを見ることがあります。

映画・ドラマを職業にしている者にとって、今視聴者に話題の番組や映画を観るのは常識です。

理由はシンプル。

数百人のお客さんがいればいい演劇とは違って、低予算の映画でも数万人のお客さんに来てもらったりDVDを買ってもらわなければ飯さえ食っていけません。

ということで、自然に何万人ものお客さんが買ってくれるような作品作りを心がけなければいけなくなります。

ということで、一番手っ取り早いのは、過去から最近にかけての人気映画を見ることです。というか、見続けないといけません。

今売れている映画を見続けることによって、観客がどういう映画を欲しているかを感じ取り、過去から現在の観客の趣向の変化を見極めることにより、映画が公開されるであろう1〜2年後、お客さんはどのような、映画を求めているかどうかを考えなければいけないからです。





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 3歩先を行かねければいけない映画制作
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映画制作で一番難しいところは、自分が今作っている作品が、未来に公開されるので、未来のお客さんに受けるようなストーリーを考えなければいけないことです。

映画制作は普通1〜3年くらいかかります。今年は2010年ですから、今から作り始める映画は2011〜2013年に公開されるので、その時のお客さんのことを考えて脚本を考えることが必要です。

例えば、今現在、朝青龍関のニュースでもちっきりですが、1年後には、このスキャンダルは忘れ去られているでしょう。なのでストーリーの中に朝青龍関のニューススキャンダルの記事を取り入れるのはかなり時代遅れになるリスクが有ります。

今は不景気で、派遣などの問題がたくさんありますが、2012年には景気が良くなっているかもしれないので、不景気を題材にした映画は受けない可能性があります。



映画が公開される時は観客の1.2歩手前、DVD発売の時に丁度いいように、脚本を書く時は、今の感覚から3歩ぐらい前進した気持ちになって書くのが良い脚本の書き方です。





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 未来の為の過去と現在
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ということでこの「3歩先」を見極めるのに重要なのが、「今」と「過去」を見極めることです。

なぜかというと、過去から今への映画のトレンドの変化を読み取ることによって、今後の流行なんかも感覚的に捉えることが出来るであろうからです。



実は私は、小さいときはテレビドラマや映画など全然見向きもしませんでした。理由は「見る」ことではなくて「創る」ことに夢中だったからです(笑)

しかし今では、お客さんがどのような作品を好んでで見てきた歴史を捉えることの重要さに気がつき、大学を卒業してからやっと映画やテレビドラマをチェックするようになりました。大学で映画批評のクラスをイヤイヤ取っていたのと大違いです。

今となっては、大学の映画批評のクラスをもっと真剣にとっておけばよかったな〜と悔やんでおります。





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 見ておくべき過去の偉大な作品とその理由
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ということで、私の独断と偏見で、これだけは絶対に見ておくべき映画とその心得です。



例えば、世界中で映画制作を職業としている人であれば、絶対に見なければいけない映画として

・「市民ケーン」
・「風と共に去りぬ」
・「ゴッドファザー」
・「007」の一作
・「ジョーズ」の一作
・「タイタニック」
・「アバター」
・カンヌ映画祭グランプリの作品2作ほど

を見なければいけないと思っています。



日本人であれば

・「東京日和」
・「7人の侍」
・「羅生門」
・「天国と地獄」
・寅さんシリーズの一作
・釣りバカ日誌の一作
・ジブリアニメの一作

は絶対に見なければいけないと思っています。



しかも、「見なければいけない」ではなく、これらの映画がどれだけ優れているかを完全に理解しないと、職業として映画制作は出来ないでしょう。

これらの映画の良さが分からない人は、残念ながら映画・ドラマ制作から足を洗うしかないと断言出来ます。



例えば「タイタニック」「アバター」を例にとります。


「タイタニック」や「アバター」はストーリー展開も大変重要なう要素ですが、映画の技術においても重要な部分があります。私の過去のブログ記事

==========
● 20年以内に映像は3D移行確実!
http://ja.katzueno.com/2010/01/1121/
==========

に詳しい理由があります。

「タイタニック」も技術とストーリーの融合が興行的な成功に結びついています。

「タイタニック」も、コンピュータグラフィックが、コンピューターグラフィックとわかりにくいような使い方をして商業的に成功した最初の作品です。

ただし、1990年以降に生まれた方は、物心付いた頃から、「タイタニック」クラスのコンピューターグラフィックの映画を沢山見てきていますので、「タイタニック」が技術的にどれだけ革新的だったかを全然理解できないひとが多いでしょう。

そんな人は、今回「アバター」をはじめとするの3D映像技術を見た時の感動と比べてみると良いかもしれません。

私の個人的な感想では、当時の「タイタニック」のコンピュータグラフィックの凄さは、この「アバター」の3D映像の感動の5倍くらいでしょうかね。



ということで、“映画制作者のプロ”として、過去の映画を観るときは以下のことに気をつけて過去の映画を見なければいけません。



・その映画に使われていた技術が当時、革新的だった場合、どれだけその技術が革新的だったのか
・映画公開時、観客がどういう前知識でこれらの映画を見たのか
・観客の反応はどうだったのか
・興行的にどれくらい成功したのか
・社会的な影響があった場合、どのような影響があったのか



を見極め、その感動を「知ったかぶり」するのではなく、出来るだけ「感じられる」ようにならなければいけません。

繰り返します。資料や私のこの記事を見て「ふーん、『タイタニック』のコンピューターグラフィックはすごかったのか〜。じゃあ、そういうことにしておこう〜」ではダメです。

実は、この、自分が経験をしたことの無い感動を、なんとなく正確に自分の感情として取り入れることができた暁には(これは映画制作のみならず、普通の仕事をしている方でも)自分の製品やサービスをお客さんに届けた時の気持ちを自分なりに受け止められるようになりますので、かなり有効です。



実は、このブログも、そうやって自分の伝えたい事を、お客さんに上手く伝えられるように練習をしているようなものですね。



とにもかくにも、話がちょっと脱線しましたが、過去や現在の売れている映画やドラマを見ることによって、将来お客さんがどのような作品を好んで見るようになり、それらの需要を満たすような作品を先を見越して制作出来るようになるセンスを磨くためのトレーニングとして、こういった偉大な過去の映画を観て感じることが重要だと思っています。





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■ “未来”を簡単に予測出来る方法
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さて、そうはいっても、未来を予測するのは時間がかかります。

でも、アメリカに長年滞在していた私にとって、とても貴重な経験をさせてもらっていることがあります。

それは、海外の映画・ドラマ・テレビ番組の時間差公開です。



例えば映画ではありませんが、テレビ番組の「クイズ・ミリオネア」。

1999年8月にアメリカで放送が始まりました。それを最初に見た時「これは日本でもヒットするな〜」と思っていましたが、見事、日本でもヒット番組となったことを覚えています。

つまり、私はアメリカで日本でもこのクイズ番組がヒットすることを、1年近く前に予想できたことになります。



ただ、もちろん、例外はあります。「ビリーズ・ブートキャンプ」です。アメリカでは、軍隊が普通にブートキャンプをしているので受けなかったのもあるでしょうが、アメリカでそこそこヒットしただけの作品が、日本で大ヒットするなんてちょっと以外だな〜と思ったこともあります・・・。



とにもかくにも、私は、ほとんどの場合、アメリカで「これは」と思ったテレビドラマや映画が日本でヒットすることを半年から1年早く知ることが出来るという特権を持っています。





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■ 勝手に予想、FOX「Fringe」が次なるヒットかな?
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ということで、当たるかどうかわかりませんが、私が勝手に予想する・・・「24」並にヒットするかもしれないドラマの日本語版が、もうすぐ日本でも発売されることになりました。

久しぶりに他人にオススメ出来るテレビドラマです(ただ、グロテスクなシーンがあるので注意!アメリカでは14歳以下の視聴は推奨していません

アメリカではFOXで放映されている、Sci-Fiサスペンスドラマ「Fringe」です。

c0150860_1974281.jpg


今月24日には、シーズン1のvol 1が、

● Fringe / フリンジ 〈ファースト・シーズン〉Vol.1
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B002WT3NK6?ie=UTF8&tag=katz515-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B002WT3NK6



そして3月10日には、シーズン1全てのコレクターズboxが・・・

●FRINGE / フリンジ 〈ファースト・シーズン〉コレクターズ・ボックス [DVD]
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B002WT3NKG?ie=UTF8&tag=katz515-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B002WT3NKG



いやー、私の雑誌のテレビ部門のライターが絶賛していたので、“仕事”として見出したのが最後・・・久しぶりにハマってしまいました(苦笑)

というか「HEROES」よりもおもしろい。今まで見たSci-Fiサスペンスドラマとして最高の出来じゃないでしょうかね・・・。

もう私はシーズン2に突入していますが、シーズン1も、面白かったです。



ということで、所詮は、「Fringe」というドラマが面白かったのを他の人に伝えたかっただけだったりしています〜(苦笑)





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by katzueno | 2010-02-06 19:13 | 映画制作

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天職とは「死にたい」と思うけど「辞めたくない」と思えた仕事のこと
ふと思いました。

「天職」とは、仕事でつまづいたときや、嫌になった時、「死にたい〜」と弱音を吐くことがあっても「辞めたい〜」と全然思わない職業なのかなと〜。



飛行機に初めて乗ったのが、ロサンゼルスに留学する時。
しかも、運悪く乱気流に巻き込まれ、墜落するんじゃないかとオドオドしていました。

めちゃくちゃ帰りたいと思いましたが
しかし、「飛行機が墜落してもそれはそれで良いか〜」
そんなに心配することなくロサンゼルスに到着。

ロスの空港から、お金がかからないということで、言葉も話せないのに、公共のバスにスーツケースと共に乗り込み、当時のバスは、停留場のアナウンスなんて無い中、何故か、降りる場所を間違えずに、最初のユースホステルにたどり着いたのを覚えています。

今思うと、言葉が全然わからず、知り合いも一人もいない中、しかも留学斡旋業者にも頼まず、全部ひとりで手続きして自分の次の10年間を過ごす場所によく行ったものだな〜と自分でも感心しています。

しかし、最初の夜、「ホンマにこれで良かったのかな〜、帰りたいな〜」
と思ったことを覚えています〜。



日本では、中学生の頃から文化祭でドラマなどを撮っていましたが、アメリカで生まれて初めて英語でショートフィルムを作った時も・・・。

その当時も、英語はあまりしゃべれませんでしたが、アメリカ人の知り合いがどんどんショートフィルムを作っていったので、恥を偲んで、短大時代に映画を自分で撮ることになりました。その時は、そんなに英語出来なかったのに・・・。

その時の脚本を書き上げたときは、クリスマスイブの前日。

「みんな、クリスマスで家族とかカップルとかでイベントしているのに、オレは映画の脚本家書きか〜」
と思いながらも、クリスマスシーズンに、一人で脚本を書いている時の充実感が忘れられません。

オーディションをし、スタッフを集めて撮影の日の朝。
10人以上の俳優さんやスタッフが集まったのを見た時、
「これでしくじったら、最悪だな〜」
と凄いプレッシャーを感じた事を覚えています。

しかし、そのプレッシャーを乗り越えて、生まれて初めて英語でショートフィルムを完成させました。



そして、記念すべき、生まれて初めてプロデュースした長編映画のプレミアの日。

800席の観客席が、前売りの時点で、満席に・・・。

しかし、上映用マスターに間違いがあるかもという悪い知らせがあり、緊張している監督、他のプロデューサーからの怒号をうけながら、緊急テストに向かっている時・・・

2年間の沢山の人の努力と、プレミアを待っている800人の観客の期待という重いプレッシャーも加わり・・・

ハリウッドにある、DGAの会場に行く途中、
「フリーウェーで中央分離帯に車を激突させたら、楽になるかな〜」
と本気で思ったこともあります。

でも、なんとか、最後は上手く行きました。

映画のクライマックスでは、「泣かせたい」と思ったところで、観客の方のすすり泣き声を劇場の後ろから聞いたときの感動。

私は、小説や舞台・ドラマなどもありますが、映画は「人を泣かせても許してもらえる」唯一の職業の1つだと思っています。そこで、人を泣かすことができた時の達成感はたまりませんでした。



しかし、このような達成感を絵られる時間は、長い時間の間にも限られたごく一部の時間のみです。

映像を撮り始めて27年。その間に大小なりとも携わった映像作品は100作品ほど。

費やす時間のほとんどは、ストーリーを考えたり、資金を集めたり、スタッフを集めたり・・・。

しかも、数カ月、数年かけて作った作品でも、評判が悪ければ、それまでの努力がパーです。

だいたい、70%の努力。20%の苦痛。5%の失敗。5%の達成。といった感じでしょうか。



それでも、この5%の為に、残りの95%の時間を無駄にできるんですよね〜。

浮世絵で有名な北斎は「不合理もまた美なり、美はまた不合理なり」という言葉を残しています。

「死にたい〜」と弱音を吐くことがあっても「辞めたい〜」と全然思わない

不合理な事や嫌な事を数多く経験しているのに、最後のゴール<美>があると信じているからこそ、無駄なことを続けて行く・・・。

まあ強引に自分を納得させて今日も編集作業に戻ります。





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by katzueno | 2010-02-03 10:21 | 映画制作

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