今さっき、発表されたばかりの、Google IME という日本語入力システムをダウンロードし、使用しています。
● Google 日本語入力
http://www.google.com/intl/ja/ime/
私の 2.66GHz の MacBook Pro (2009年6月発売モデル)では、全然ストレスを感じないスピードです。Googleさんはいろいろ頑張られていますね。
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■ Twitterはもう遅い?Google Waveを使ってみました
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さて、Twitterが注目され始めた昨今ですが、この業界は、日進月歩が激しいですので、テレビで「今が旬」と呼ばれているものは、かなり時代遅れな場合があります。
私の場合、 Twitter を使い出したのは2007年の5月でした。
ということで、数日前に、新しい Google のサービスを使い始めました。ということで、2011年頃に流行りだすであろう、新しいサービスを、今、使い出しました。
Google Wave です。
● Google Wave(現在は招待制となっています)
https://wave.google.com/wave
ただ、テスト段階のベータ版が公開されており、画面がすべて英語のみとなっています。
ですので、英語にうとい方と、Twitterをつかいこなせていない方は、おすすめできません。
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■ Googleさんはマーケティングが・・・
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さて、ここで言っちゃいますが、Googleさんは、マーケティングが苦手です。
Apple さんが、マーケティングの優良生徒ならば、Googleさんは、残念ながら、アメリカでも日本でもマーケティングをうまく行っていません。
ただし、すごく良い製品を出し続けているので、日本ではクチコミで広がっていると言った感じです。
ということで、今回紹介する、 Google Wave は製品自体は素晴らしいけれども、高機能すぎて、理解するの時間がかかるので、普及するとしても数年先になるでしょう。
#Google さん、私を雇ってくれたら宣伝手伝いますよ〜(苦笑)
というか、すでに宣伝の手伝いをしている私は、Googleさんの罠にハマっているような気がします・・・。
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■ Google Waveは次世代チャット & メール
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さて、Google Waveとは・・・一言でいうと・・・
・次世代チャット
・次世代メール
・次世代掲示板
でしょうか。
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■ concrete5やWikipediaとよく似ています
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concrete5 CMS のグループ編集機能や、Wikipedia では、沢山のユーザーが、そのページを編集できるようになります。
ただし、この場合は、ウェブサイト上に、ページを作成し、ページを編集するという形をとります。
Google Wave はこれの電子メール版でしょうか。
今まで、私たちがメールをやり取りするとき・・・例えば、見積もりや企画書をやり取りすることになると・・・
1. 見積もり・企画書を作る
2. 相手にメールを送信
3. 相手がメールチェック
4. 返信メールで変更を指示、もしくは添付ファイルを編集し返信
5. チェックの繰り返し
6. オーケー & 承認
という6つのステップを踏みます。
しかし、Google Wave は、この 6 つのステップを全く省いてしまおうというコンセプトです。
しかも、従来の1体1ではなく、複数対複数でのコミュニケーションを可能にします。会議の黒板・ホワイトボードをネットで共有していると言った感じでしょうか・・・。
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■ 使い方の例:企画書
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ということで、Google Wave の使い方の例です。
「New Wave」 をクリックし、新しい Wave を作ります。
このように、新しい WAVE が作られます。
Wave 上部の画面にある「+」をクリックし、このWAVEを編集できる人を指定します。
つまり、Google Wave は、他に作業をする人がいないと意味をなしません。
まず、何か作ります。
企画書にしましょう。
本来であれば、これを、Word などに保存したりして、相手とやり取りしますが、この Google Wave では、このスペースで
リアルタイムに、編集できるようになります。
なんと、相手が日本語入力をして漢字変換をしているのもリアルタイムで見れちゃうんです!(ただしネット回線とお使いのパソコンが速くないと重いですが・・・。)
つまり、ひとつの企画書で、何十通もやり取りしていたのに、これでは、1つの Wave で終わってしまい、しかも、メールの送信受信、ファイルを開くなどのタイムラグがなくなるのです。
しかも、誰がどの部分を編集したのかをチェックするため「Playback」機能がついています。
これでタイムラインを移動することにより、誰が、どの部分を更新したのかが一目瞭然です。
私が開発している concrete5 によく似ています〜。
おかげて、Google Waveを理解するのに時間がかかりませんでした。
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■ Google Wave に使えそうな用途
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・企画書を同時に編集
・見積もり書・仕様書を同時に編集
・契約書を同時に編集
これにお絵かき機能がついたら、おもしろいですね。
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■ concrete5 を使うことの長所・短所
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ということで、比較をしてみましょう。
Google Wave の長所 (concrete5 が今できないこと)
・リアルタイム
・concrete5 以上の即効性
(というかconcrete5自体もかなりページ編集が速くできるんですが・・・)
concrete5 の長所 (Google Wave で今できないこと)
・カタログ型 & 階層型(サイトマップ型)構築ができる
・管理者がしっかりすればユーザーが比較的簡単に目的のページに行き着く
(Google Wave は招待されないか、公開WAVEを検索しないと目的にたどり着けない)
・細かい編集権限を与えることができる
・細かいユーザー管理が出来る
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■ 私が考えている用途
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ということで、私の Google Wave に対する使い方として
・「下書き(ドラフト)ツール」
として結構最適なツールだと思います。
つまり・・・
1. 時間を決めて、集中的に企画書や書類をグループで作成しなきゃいけないとき
2. Wave を作成して、メンバー一同に送信
3. メンバー一同が集中的に議論
4. 文章を完成
5. concrete5 サイトに結果を載せる
6. concrete5 サイトでリアルタイム性が必要ない、細かい編集を続けていく
ということが可能ではないでしょうかね〜。
ということで、 concrete5 日本語版第一弾として・・・
concrete5 日本語版をお使いの皆さん・・・。突然ですが、
「concrete5 Japanese なんでも Box」
を公開WAVEで作ってみました。
・concrete5 CMS に関する豆知識や質問
・ヘルプページに載せられるようにみなさんから編集を募集
・編集をして、ある程度掲載できるようになったら、 concrete5 日本語サイトに掲載
してみようかなとおもいます。現在・・・。
・concrete5 でマルチサイトを運営(Domain Mapperを使う方法とホスティングパートナー制度に加入する方法)
・Windows サーバーで、編集履歴の差分を確認できるようにする方法
・concrete5 のログインページ、メンテナンスページのデザインをカスタマイズする方法
を載せてみました。
concrete5 日本語版でユーザーフォーラムがまだ開設されていませんが、本家の方から「cocnrete5 のフォーラム掲示板プログラムを開発しているから、ちょっと待って〜」と言われ続け半年以上音沙汰が無いからです。ただ、 Concrete CMS, Inc. CEOの フランツ (Franz) からは「今週中には渡せると思う」とメールが来たのですが・・・。
ということで、ユーザーフォーラム開設までのつなぎと、当サイトヘルプページの充実のために、みなさんに協力していただければと思います。
そして、ユーザーフォーラム開設の際には、ある程度のルールづくりが大切です。
「concrete5 ユーザーフォーラム利用規約」
を、Usagi Project メンバーと一緒に、共同作業で作っていこうかなと考えています。
今、考えていることは・・・ concrete5 日本語公式サイトのコミュニティーとして、開発元のコミュニティーに習って、
・今月の注目メンバー
・フォーラム
(バグ報告、機能要望は、フォーラムの中に入れる)
・ブログ(Usagi Project メンバーによる)
・ショーケース(ユーザー制作のconcrete5サイト)
を開設していこうかなと思っています。
「concrete5 なんでも質問Box」は Google Wave アカウントを持っている方であれば、どなたでも参加できるように、公開WAVEにしました。
ページ中央のWAVE一覧上部の検索バーから画面のように「with:public concrete5 Japanese」と検索してください。
また、Usagi Project では、随時、開発の手伝いをしていただけるメンバーさんを募集しています〜。詳しくは・・・
● メンバー募集中
http://concrete5-japan.org/usagiproject/wanted/
って結局は自分の宣伝やん〜(笑)
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■ Google Wave で公開WAVE (Public Wave)を作る方法
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ちなみに、WAVEユーザーなら誰でもアクセスできる Wave に「Public Wave」というものがあります。(おそらく日本語では公開ウェーブとでも命名されそうですが・・・)とにもかくにも、2009年12月時点での公開ウェーブの作成方法です〜。
http://www.google.com/support/forum/p/wave/thread?tid=3069b241f612e1ba&hl=en
の翻訳です。
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1. 左下の「Manage Contacts」の右のプラスマークをクリック
2. 「public@a.gwave.com」を入力
3. 「User does not have a Google Wave account.(このユーザーは Google Waveアカウントを持っていません)」のメッセージを無視して、改行キーを押す
4. 自分の Contact に「public@a.gwave.com」が追加される
5. 新規にWAVEを作り、その「public@a.gwave.com」を追加。
6. そのWAVEは誰もが編集出来るようになります
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ただし、2009年12月現在、権限機能が充実していないため、「荒らし」が起こる可能せがあるとのことです。
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ロスと日本の映画とマーケティング日誌・アルケミスタの住人by Katz Ueno (株deerstudio)
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